歴歩

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東近江市・八幡社南古墳群 雪野山古墳近くで2基の石室を発見

2010年08月14日 | Weblog
 東近江市平田地区まちづくり協議会が2月に、雪野山古墳がある雪野山の北側の麓(東近江市中羽田町)の里山保全活動で伐採作業をしていた際に、石室を発見。市埋文センターに連絡し調査した結果、近くに2基目の石室も発見した。県が正式に遺跡に認定し、「八幡社南古墳群」と名付けられた。
 一つは横穴式の石室で天井石付きの石組み(縦2m、横4m、深さ1・5m)、もう一基はほぼ同じ大きさの残存部分と見られる石組みの一部が露出している。
 市埋文センターによると、石室の形状から古墳時代後期(6~7世紀)に作られたとみられ、古墳の規模はそれぞれ直径10~15mの円墳が想定されるという。
[参考:京都新聞]
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西予市・東大谷古墳 2段式の方墳だった

2010年08月14日 | Weblog
 愛媛大考古学研究室と西予市教委が13日、2日から行っている東大谷古墳(同市宇和町岩木)第五次調査で2段式の方墳だったことがわかったと発表した。
 同古墳は南予で初確認の方墳で、一辺約10mとみられていたが、今月の調査で、その下部に一辺が約14m、高さ1mの1段目があるのを確認した。副葬品が見つかっていないため、造られた時代は不明。
2段目に設けられた玄室(奥行き3m、幅1・8m、高さ1・5m)の石の下から木炭が見つかり、分析して時代を特定するとしている。
 同大法文学部村上恭通教授は、玄室に用いられた石が小型化していることから「造られたのは古墳終末期の7世紀に入っているだろう。」と話している。
 現地説明会は15日(日)午後2時から開かれる。参加希望者は30分前までにJR伊予石城駅に集合。
[参考:読売新聞、愛媛新聞]
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