歴歩

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平戸市・三浦按針墓地 一昨年に墓地から出土の人骨は三浦按針の可能性高い

2019年04月03日 | Weblog
 長崎県平戸市は1日、平戸市崎方公園内の「三浦按針墓地」で出土した人骨について、詳しい分析の結果、按針が亡くなった年代のヨーロッパ人男性と断定されたことを発表した。徳川家康の外交顧問を務めた英国人ウイリアム・アダムス(日本名・三浦按針)の可能性が高いとみている。
 DNAなどの分析結果、骨の成分を抽出して行った年代測定で、1590~1620年に死亡した可能性が高いことがわかったほか、DNA配列の分析で西ヨーロッパや北ヨーロッパの人の特徴が確認されたという。
 三浦按針は、慶長5年(1600)に臼杵市佐志生に漂着したイギリス人で、徳川家康に外交と貿易の顧問として重用され、1620年に56歳で平戸で亡くなった。
[参考:長崎新聞、NHK長崎]


過去の関連ニュース・情報
2018.3.3 平戸市の「三浦按針墓地」で発見の人骨、西洋人の可能性
三浦按針の墓と伝わる立碑と周辺の調査を進めている平戸市は2日、立碑下の地中から昨年7月に見つかった人骨について、「鑑定の結果、男性で、西洋人の可能性が高い」と発表した。今後、DNAの配列を調べて、ヨーロッパ系の人物かどうかをはっきりさせる方針。 [参考:朝日新聞]


平戸、墓地から出土の人骨「三浦按針の可能性高い」
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津山市・桑山2号墳 岡山県北部、最古級〈6世紀中頃〉の横穴式石室が見つかる

2019年04月02日 | Weblog
 岡山県古代吉備文化財センターが発掘調査する佐良山古墳群の桑山古墳群2号墳(津山市高尾)で、県北最古級の横穴式石室が見つかった。
 桑山古墳群は、吉井川支流の皿川〈さらがわ〉の西に位置し、4基の古墳からなる。
 2号墳は6世紀中頃の直径約13mの円墳。周囲を幅約3mの周溝がめぐっており、中から埴輪が出土している。石室は奥行き約2.3m、幅は最大約1.9m。石室の上部は大きく壊れていたが、床面は河原石が敷き詰められており完全に残っていた。盗掘は受けておらず、その中から柄頭(つかがしら)に飾りが付いた「環頭大刀(かんとうたち)」や轡(くつわ)や鞍(くら)、辻金具など馬具一式などの副葬品が出土した。一部には表面に金銅装が施されていた。ほかに、須恵器が出土した。
 環頭大刀は長さ約80cm。全体がさびに覆われ、今後装飾の有無などを確認する。
[参考:山陽新聞、岡山県古代吉備文化財センターHP]


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