歴歩

歴歩 歴史は歩く。ゆっくりと歩く。それを追いかける。

大田原市・小松原遺跡 古代の東山道の遺構が見つかる

2020年12月30日 | Weblog
 大田原市教委が26日、古代の「東山道駅路」と「磐上駅家(いわかみのうまや)」の発掘調査を進めている小松原遺跡(同市湯津上地区)で現地説明会を開き、東山道の一部とみられる遺構が見つかったことを明らかにした。
 那須国造碑(700年建立)を祀っている笠石神社の北西約300m付近で発掘調査を行った。
 両側に側溝を持つ幅約9~12mの道路跡を発見した。
 笠石神社の真南を進むと、下侍塚古墳(全長84mの前方後方墳、4世紀末築造)と上侍塚古墳(全長114mの前方後方墳、4世紀末築造)がある。
[参考:毎日新聞、大田原市HP]

過去の関連ニュース・情報
 東山道跡


     下侍塚古墳


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

糸島市・御床松原遺跡 国内最古級の「硯(すずり)」と判断

2020年12月20日 | Weblog
 柳田康雄・国学院大客員教授(考古学)の調査で、福岡県糸島市の御床松原(みとこまつばら)遺跡で出土していた「石鍬(いしくわ)」とされた石製品(長さ18.6cm、幅6.8cm、厚さ1.2cm)を鑑定した結果、弥生時代中期前半(紀元前150年ごろ)の国内最古級の硯(すずり)とみられることが分かった。
 2017年に完形品の硯と発表した薬師ノ上遺跡(同県筑前町)の石製品と同じ形状と分かり、本遺跡出土の石製品は製作途中の硯と判断した。
[参考:2020.11.28共同通信、2020.12.19毎日新聞]

過去の関連ニュース・情報
 薬師ノ上遺跡 弥生の硯文字 使用か
 弥生硯
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする