吉野町と県立橿原考古学研究所は19日、聖武天皇時代の正殿に付帯する二つの建物跡を確認したと発表した。
昨年、同遺跡では正殿とみられる大型建物跡(東西23.7m、縦9.6m)が出土した。今回は、正殿の北側に後殿と南西側に脇殿とみられる。脇殿は1985年度の調査で見つかった正殿南東側の建物と左右対称とみられる。
また正殿の西側で北へ約61m、掘っ立て柱塀の柱穴が続くのを確認した。
吉野宮が本格的な離宮で、天皇家にとって特別な場所だったと裏付けられた」としている。
[参考:毎日新聞、産経新聞、NHK]
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奈良時代(8世紀)前半とみられる大型建物跡(東西23.7m、南北9.6m)が見つかる。