歴歩

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福井県勝山市・白山平泉寺 景徳鎮の白磁観音像が出土

2007年05月10日 | Weblog
 同市教委が9日、国史跡・白山平泉寺旧境内から、中国江西省の景徳鎮で中国・元代(1300年代前半)に作られたとみられる白磁観音像の一部が出土したと発表した。
 景徳鎮の白磁観音像は、国内では福岡市で破片の出土例があるだけで、世界的にも十数点しか残っていないという。
 出土したのは、頭部右下や右腕のひじ部分などの破片6個で、像の大きさは推定20cm。昨年12月、同境内の「南谷三千六百坊」と呼ばれる僧侶屋敷跡で見つかった。
 当時の高級美術品で、古代末期から中世後期まで白山信仰の拠点として栄え、全盛期には6000の僧坊があった平泉寺の経済力を裏付ける一級資料と位置づけている。
[参考:福井新聞、読売新聞]
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 江戸東京博物館で開催されている『発掘された日本列島2009』(2009.6.20~8.2)で、この観音像が展示されている。発掘当初は白磁観音像であったが、今は青白磁観音像と表記されている。
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