歴歩

歴歩 歴史は歩く。ゆっくりと歩く。それを追いかける。

富山市・杉谷古墳群 6号墳(方墳)の発掘調査開始

2010年08月03日 | Weblog
 呉羽丘陵に位置する富山大学杉谷キャンパス(富山市杉谷)の杉谷古墳群で、築造年代が確定していなかった「杉谷6号墳」(方墳45m×30m)の発掘調査が富山大人文学部考古学研究室により、2日に始まった。(9月10日までの予定)
 杉谷古墳群(弥生末期から古墳時代初期、3~4世紀頃)は11基で構成され、4号墳は山陰地方の墓制の影響を受けたとみられる四隅突出墓。6号墳は方墳としては中でも最も大きく、4号墳と同じ弥生時代に築かれた可能性があり、同時代の墓であれば北陸最大級となり期待する。
[参考:読売新聞、北日本新聞、富山大学HP]

過去の関連ニュース・情報
 2009.11.22 富山市・百塚遺跡 弥生時代後期~古墳時代の埋葬施設 ガラス玉が出土

追記 2013.7.20
 杉谷4号墳 現地説明会資料(2012.8.29 富山大学人文学部研究室より抜粋)
  4号墳 四隅突出型墳丘墓 一辺約25m、高さ3m、3世紀頃築造
  6号墳 方墳 49.5m×28m、3C前半~4C築造



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする