ごきげんようでござる!
前回に続き建設車両ネタで、今宵はサイバトロンを代表する建築家、グラップル(47、グラップル、1800円)の紹介でござる。
本商品は1985年に販売されたクレーン車に変型する最初のサイバトロン戦士でござる。
グラップルの元に成った商品は、1983年に販売されたダイアクロン・カーロボット、NO,20、クレーン車、1800円で、ダイアクロン隊員を削除して、一部シールを変更したのが本商品でござる。
なお、 グラップルは消防車に変型するインフェルノ(10、インフェルノ、1800円)の金型を流用し、ハシゴ等の一部パーツをクレーンに変更したコンパチ商品でござる。 無論、ダイアクロン商品も、インフェルノの元になったカーロボット、NO,10、消防自動車・高層ビル用ハシゴ車、の方が先に販売されたでござる。
因みに、トランスフォーマー版は両方とも、フロント部分に浮き彫りされた三菱のマークが削除されているでござる。
さて、クレーンアームは収縮し、上下に角度を付けられるでござるが、クレーンアームのシリンダーは可動するも、見栄えを重視するならば、↑の画像の位置で固定するしか仕方がなかったりする・・・更に旋回できないのも致命的欠陥でござる。 (残念)
まあ、それでもヴィークルモードのプロポーションは良いので許せるでござる。
なお、本品にはダイアクロン隊員を乗せるコクピットが有るでござるが、トランスフォーマーとなった彼には関係の無いギミックでござる。
今回の写真もシールを貼っていない状態でござるな。
ロボットモードのプロポーションは良いでござるが、何せ古い商品でござるから、可動範囲が狭いのが欠点でござるよ。
基本パーツはインフェルノと同じでござるが、カラーリングが変わっただけでも十分に別人に見えるし、頭部も同じでござるが、顔の雰囲気も違って見えるから不思議でござるな。
両腕の拳(パンチ)はスプリングにより射出可能で、付属のミサイル弾(ランチャーロケット)にも取替え可能でござる。
なお、TVアニメでは、基地の設計から、建設施工、修理と様々な活躍が描かれ、右腕に武器(ビームガン)を携帯し、左腕が多目的トーチ(ランチャーロケット)として描かれていたでござるが、写真では、左右逆のパッケージイラスト風にしているでござる。
理由はパッケージイラストの左利きが印象に残っていたことで、同じくインフェルノもTVアニメとパッケージイラストが左右逆に成っている事でござる。
まあ、ドチラのバージョンも間違いでは無いと思うが、好みの問題でござるな。
拙者的には、このグラップルのデザインでフル可動のマスターピース版が販売されることを望んでいたりするでござる。 無論、グラップルがマスターピース化されれば、インフェルノも決定なので是非ともタカラトミーには頑張ってもらいたいモノでござる。