トランスフォーマー馬鹿一代。R

トランスフォーマー及び変形ロボット玩具の研究思考ネタ等の戯言ブログ!

お色直しチェンジ!

2008-01-09 13:10:02 | 劇場版・TF

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ごきげんようでござる!

前回TSUTAYA予約特典バンブルビー(非売品)を紹介したので、今宵はバンブルビー(MA-03、バンブルビー、2310円)のパワーアップ版(?)であるニューバンブルビー(MA-10、ニューバンブルビー、2310円)の紹介でござる。

Photo_2 さて、本来ならパワーアップで話がすむでござるが、実際はパワーアップではなく外見が変わっただけの「お色直し」でござる。

そう・・・ 基本スペックは全く変わっていないでござるな。

劇中では、主人公であるサム・ウィトウィッキー(彼のフィギュアもスクーンバトルズで商品化)に買ってもらうためにワザワザ中古の1974年式カマロをスキャニングして中古車屋に潜入し作為的な出会い(運命的な出会いの方が話にはなるでござるが・・・)を果たすでござる。 

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その後、本作のヒロイン、ミカエラ・ベイズン(彼女のフィギュアもスクリーンバトルズで商品化)にポンコツ呼ばわりされ、不機嫌になり、2人を下ろし、たまたま通りかかった、カマロの2009年コンセプトカー(GM全面協力!)を再スキャニングして帰ってくるという非常にお茶目な一面を演出したでござる。

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非常に作為的というか、回りくどいというか・・・ 日本アニメを御都合主義と言った某監督にも見せてあげたくなるでござるな(笑)。

商品名はニューバンブルビーとなっているでござるが、海外ではバンブルビーの名前で販売されたために混乱があったそうな? まあ、日本版は商品名、商品番号の御蔭で混乱はないでござるが、映画主人公の為に本商品は販売後またたくまに完売し、しばらく再販されずにいたでござるが、12月に再販され、拙者も12月のDVD販売前に入手したでござる。

・・・まったく入手困難時には豪くプレミアが付いていたのに何故にタカラトミーは再生産を急がなかったのでござろうか? 無論、拙者は再生産される事は有ると思っていたのでネットオオークションには手を出していないでござるよ。

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まあ、演出はトモアレ今回のトランスフォーマーは洋服を着替える感覚で変型(変身)するようなのでスキャニングも再々できるが、性能が変わる訳ではないようでござる。 その事を考えれば理に適った演出ではあるが、日本的(?)にココ一番(カレー屋ではない!)にパワーアップして欲しかったものでござる。

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商品のロボットモードは同一人物なので基本的なシルエットは変わらず、外装部分が変わった事によりスマートな感じに仕上がっているでござる。

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比較写真は←側がバンブルビーで、→側がニューバンブルビーでござる。

やはりオートモフ機能は脚部に再現されており完成度は高くなっているものの、上半身(胸部)のオートモフ機能は複雑になり噛み合わせが悪いような気がするでござる。 (個体差か?)

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しかし、武器であるプラズマキャノンは別パーツとなっており、ヴィークルモードでは車内に収納し、両手は開き手で再現され武器を保持できるように造形された点は評価したいでござる。 プラズマキャノンも砲身を開く事により、ブレードが現れるギミックも劇中では腕部を変形させ武器とした演出を再現したもので面白いでござるが、肝心のバンブルは劇中未使用だったりしたでござるよ(笑)。

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また、バンブルビーの名の如く背中に配備されたドアは蜂の羽を思わすお茶目なデザインであることも面白いでござるが・・・顔が怖いでござる。

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顔のデザインが親しみのあるデザインだったら日本の子供達にも人気が出たかもしれないのに残念でござるな・・・ 映画制作側デザイナーは商品化の事を考えずにデザインしたのだから仕方なしでござるか・・・ ああスピルバーグの名前は強いでござるな。

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それにしても・・・ 映画ではトランスフォーマー側の主人公であるバンブルビーの劇中での扱いは何とかならなかったモノでござろうか?

・・・まあ、スピルバーグ作品の伝統的な主人公(?)が辿る道の再現は良いとしても・・・ 劇中のクライマックスでは完全な足手まといだったような・・・

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この映画のストーリーは非常に回りくどく、ストーリーをスリム化させることも出来たとおもうのだが、映像重視するためにストーリーに疑問を持つ流れになったのは単にマイケル・ベイの監督の御蔭でござるな。 まあ、それをスピルバーグが今の形まで落ち着けたというのが本作の映画の真実でござろう。

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・・・トランスフォーマーファンが素直に喜べない映画でござるが、素人さんが見れば映像だけでも十分に楽しめる良作だと言えるでござる。 ・・・ただ、完全にトランスフォーマーの世界感を勘違いされた事は間違いなく、日本公開に置いて、ストーリー性の回りクド差は社会現象になるほど受けていない事を証明する事実でござるな。

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さて、いよいよ今月後半に既存商品と新造フィギュアによる劇中シーンを再現した「スクリーンバトルズ」シリーズが販売されるでござるが、この商品が有れば既存品は要らないと言われないように、有る程度、通常商品が落ち着いてから販売する様はイヤらしいというか商業的というか・・・ コレクターには同じモノを買わそうとするミエミエの商品である事は間違いないのに、タカラトミーは元来のファンを大事にしていないでござるな。 新規ファンを釣るなら旧来の顧客に逃げられては意味が無いと思うでござるよ。 まあ、敷居が高くて新規ファンを獲得できないと言うのならば話は別でござるがトランスフォーマーにはソレが無いはずでござるが、ミュージックレーベルとかの様に高額希少商品を販売し、敷居を上げているのは、タカラトミーでござる。

「ウエディングピーチは、とっても御機嫌斜めだわ!」

ちゅー事で、同じ商品を売るなら、バンブルビーのブラックバージョンを日本でも正規販売する事を要求するでござる!