テトキチワールド

 松山在住のテトキチの食べたり、旅したりの記録。ときどき、シャム社長のおともをします。

《閉店》 三崎漁師物語り

2009-10-22 08:38:07 | 和食
 『タウン情報まつやま』ネタでもう一つ、パルティフジ衣山にある「三崎漁師物語り」へ行きました。何回か来たことはありましたが、掲載されていた伊勢海老丼は食べたことがなかったもので。昼時に早めにいったのですが、平日だというのに、後からけっこうお客さんがやってきました。繁盛しているようです。



 店内には水槽があり、処刑のときを待つ伊勢海老くんたちがいます。どこの店でも、水槽や生簀は、新鮮さを強調する役割をはたしています。しかし、水槽や生簀の中の魚介類を死なせないために、抗生物質などをぶちこんだりしているから、新鮮どころか、かえって危ないという話を、昔、きいたことがあります。まあ、それは産地から遠い東京の話だと思いたいです。 



 伊勢海老丼(1575円)の全景です。



 丼だけをアップにしてみました。伊勢海老丼とは、要するに伊勢海老の天丼ですね。食べてみると、大きな伊勢海老の身の弾力を存分に感じます。なかなか噛み切れません。しかし、ふつうのさいまきエビのサクっとした歯ごたえと並べると、人によって好みがわかれるのではないでしょうか。天丼のタレは濃い目でよいのですが、テトキチには甘すぎると感じました。ここらへんは松山人好みの味付けということなんでしょう。



 伊勢海老というと豪華食材の一つという取り扱いを受けていると思います。ほんとうのところ、どういう調理法が伊勢海老のおいしさを一番ひきだすのでしょうかね。少なくとも、天ぷらではないような気がしました。お節にデ~ンとふんぞりかえっている伊勢海老も、さほどおいしいとも思わないし。そもそも肉の方が好きなテトキチは、同じ1500円出すのならば、「べこや」のミスジ丼のほうを選びます。これは、あくまで個人的な嗜好です。

「三崎漁師物語り」 松山市衣山1-188  089-917-8855

べこや

2009-10-21 09:27:37 | 焼肉
 もう新しい号が出てしまいましたが、『タウン情報まつやま』で丼ものの特集をしていました。紹介されている(宣伝している?)お店は、遠くの店が多く、近くの店にはあまり心そそられるものがありませんでした。その中で、行ってみようと思ったのが松山市駅そばの「べこや」です。



 『タウン情報まつやま』に載っていたミスジ丼を注文しました。ご飯の量は、大・中・小どれでも同額ということなので、当然、大にしました。ご飯のほうには甘辛いタレがかかっているのですが、肉の方にはしょうゆをたらして食べます。肉はやわらかく、適度に脂があり美味です。しょうゆでさっぱり食べるというのがいいみたいです。ここらへんは、工夫のあとがうかがわれます。ご飯のなかには、そぼろが入っているので、大を注文しても、具とご飯のバランスがわるくなって、ご飯があまり気味になってしまうということもありません。



 高島屋の「寅三」なんかでステーキ丼食べるより、こちらの方がずっといいと思いました。



 お昼のメニューはこんな感じでしたが、他のものも期待できそうです。


「べこや」 松山市千舟町5-2-7地下1階 089-933-3151

美ゆき

2009-10-20 08:42:51 | ステーキ
 斉美高校のあたりをふらりふらふらしていると、お得な表示を発見。「無くなり次第終了」の意味が、わかるようなわからないような。要は、数量限定ということでしょうか。



 お店の前は何度も通っているけれど、行くのは初めての「美ゆき」です。「鉄板焼き ステーキ」とでていますが、お店の内部は庶民的な感じで、お好み焼系とか焼きそば系とか、お酒のつまみ系とかもあります。



 当然、頼むのはサービス品のへレステーキです。本来は3000円ですから、半額サービスですね。こういうのは、常連客の人たちへの感謝の気持ちで、という感じでやっているサービスなのでしょうから、初めて行く人間が頼むのには多少気がひけるところがありますね。けれども、「今日び」(シャム社長の口癖)、そんなこともいっていられないので。お肉は、あらかじめ鉄板の上で甘めのソースをからめてから出されます。肉の量の表示がなかったのですが、食べたところ200gぐらいでしょうか。お肉は柔らかくておいしいです。これが、1500円とはお値打ちですね。



 ステーキにはご飯もついていたのでもう十分だったのですが、ちゃんぽんも頼んでみました。松山では、こういうそばめし系を「ちゃんぽん」というのですか? どこまでもかわった土地ですね。1300円ぐらいだったと思いますが、1人で食べるには多い量です。何人かでいってつつくものなのでしょうか。ソース味で、悪くはない味でした。



 サーロインが5000円とかしていましたが、サービス品だけ食べたのでは悪いので、何かの機会があれば、また行ってみようと思います。営業時間が午後9時までと出ていたので、居酒屋兼用のようなお店にしては早く閉まってしまうのが難点です。

「美ゆき」 松山市三番町7-4-13  089-941-3308

恵比寿から品川へ~泉岳寺探訪

2009-10-19 17:06:48 | 国内旅行ー東京
 東京出張で、大学時代の友人たちと会っていると、「東京23区で足を踏み入れたことのない区がある」という話が出ました。「そんなバカな。何十年も東京に住んでいて」といったのですが、「用がないところには行かないから」とのことでした。そういうテトキチも東の方に怪しい区があったので、確認してみました。その区は荒川区だったのですが、日暮里・西日暮里というあたりが、荒川区内だったので、だいじょうぶでした。ということで、出張で半日あいたときを利用して、まだいったことがない泉岳寺にいってみることにしました。
 まず出発前に、恵比寿の「九十九ラーメン」で腹ごしらえ。チーズを溶かしながら食べる名物の味噌ラーメン(900円)です。チーズを溶かしていっても、別に違和感はありません。前から、味噌ラーメンにバターを入れるようなことは行われていましたから、けっこうこの系統のものと味噌は相性がいいのかも。



 さらに恵比寿ガーデンプレイスの地下にある「武蔵」で、和風カツ丼(1365円)を。東京に行くと、やっぱりトンカツを食べたくなりますね。厚みのあるカツが柔らかく揚っていました。衣はサクッとしています。そこに甘味のあるしょうゆダレがかかっています。ご飯でむれてカツがしなっとならないようにでしょうか、葉物がしいてあります。これは、非常に美味でした。



 恵比寿から品川に向かって歩いていくと、白金とかを通るのですが、このような古ぼけた民家を改造してバーができていました。東京の人は、いろいろ考えるものです。



 「史蹟」とあるから何か見てみたら、江戸における三味線製作の始祖の顕彰碑でした。ネコは、あまり近寄りたくないところですね。



 そして泉岳寺へ。団体客もきていました。



 これが、赤穂四十七士のお墓です。



 境内の前にはみやげ物屋もできています。あの討ち入りの太鼓、一番小さいものが2700円でした。一回り大きくなるごとに700円~800円ずつ上がっていき、一番大きいものは8000円でした。



 太鼓を買おうかどうか迷ったのですが、買うとまたアホよばわりされそうだったので、でんでん太鼓(500円)で我慢しておきました。ハローキティ四十七士バージョンのクリアファイルとキーホルダーも買いました。クリアファイルは、ひっくりかえすとネコの後姿になります。



 夜、大学の友人と池袋で食事をした後、街に出ると、ちょうど雑司が谷の鬼子母神のお祭の一行がとおっていくところでした。これも初めてみました。



 火消しの纏が登場するところは江戸らしいのですが、山車(?)は西条のだんじりや新居浜の太鼓台とは比較にならないしょぼさですね。



 池袋のわりと近くに住んでいる友人も初めてみるといっていました。いつでもみれるような気でいると、いつまでも見られないものなのでしょうね。

イル・べヴィトーレ

2009-10-16 07:46:17 | イタリア料理
 『HotPepper』の松山版をみると、以前は背表紙があったのに、最近はぐっと薄くなって中綴じになってしまっていますね。松山の飲食業界も不景気で、出稿が減っているのでしょうか。なにやら心配になってきます。それでも、新しいお店が開店していきます。



 そんな新店の一つ、「イル・ベヴィトーレ」をシャム社長とたずねてみました。



 ハムの盛り合わせ(850円)です。



 オリーブの実とピクルス(350円)。



 ランブルスコという弱発泡性の赤ワインがあったので、注文しました。1800円とは、安いですね。冷えていたのがなかったようで、「10分ほど待ってください、冷やしますので」という、お店の人の声。キンキンに冷えた赤ワインを好む松山人のなかにあって、珍しくもシャム社長は「赤は常温で」という『常識』を身につけています。しかし、いかんせん教科書的知識なものだから、この状況で「赤だから常温でええ」といってしまいました。あわててテトキチが、「社長、発泡性のワインは冷やした方がいいですよ」とささやきおかみになって、事なきを得ました。それにしても、松山でワインを、あえて冷やしてもらうなんて、初めてのことでしたね。



 マダコ・オクラ・ズッキーニのアラビアータです。アラビアータというと、反射的にペンネを思い浮かべますが、ここでは長いパスタを使用していました。それほど辛くはありませんでした。



 カジキマグロのチーズ焼き。ほどよい火の通し加減です。



 国産牛イチボ ピアチェンツァ風ストラコットです。ピアチェンツァとか、行ったことありませんが、おそらくこの地域の料理なのでしょう。おいしかったです。



 デザートは、イタリアの定番、ティラミス。



 シャム社長は、食後にフォルマッジョと、しゃれたことをします。蜂蜜をつけて食べていました。田舎の人が、どこでこんなことを覚えたのでしょうか。



 とにかくワインが安いです。ということで、ランブルスコの他に、もう1本あけて、けっこう酔っ払いました。遅くにいったのですが、お客さんがけっこう入っていたわけです。料理もいけます。二人で切り盛りしているようなので、料理が出てくるのには、しばらく時間がかかることは覚悟せねばなりません。

「イル・ベヴィトーレ」松山市千舟町3-4-2-2階   947-7010