テトキチワールド

 松山在住のテトキチの食べたり、旅したりの記録。ときどき、シャム社長のおともをします。

東京カレー3連発

2009-10-04 10:37:52 | 国内旅行ー東京
 久々の東京出張でした。夏場、「華麗倶楽部」を筆頭に、松山の低水準のカレーを食べ歩いたので、口直しに東京のカレーを食べて帰ってきました。最初は、「デリー」。「デリー」といっても、甘いカレーを食べさせるという恐怖の噂がある松山駅前の「デリー」とは縁もゆかりも全くありません。春日通りにある老舗の名店です。



 いろんな種類があるなかで、本日はパキスタンのカレーだというコルマカレー(900円)にしてみました。サラサラのカレーが多い「デリー」では、とろみのある方のカレーです。褐色のカレーを口に運ぶと、さまざまな香辛料の味が広がります。ここ独特の調合ですね。具の鶏肉もよく煮えています。食べすすめると、次第に口の中がピリピリしてきます。後から辛さがやってくるタイプのカレーです。カレーは、辛くなくちゃあね。



 2店目は新宿の「中村屋」。こちらは老舗中の老舗。2階にカレー店があります。



 定番中の定番のインドカリー(1470円)です。多くのお客さんが、これを頼んでいました。広い店内は、お客さんでいっぱいでした。香辛料の辛さとともにバター系のコクが感じられます。これが調和がとれていておいしいですね。「華麗倶楽部」のものなんかとは別次元、別種類の食べものです。



 3軒目は、松山の民度の低さはいかんともしがたく撤退した新宿紀伊国屋の地下にあるカレースタンドの「モン・スナック」です。



 カツカレーをたのみました。カツは、カレースタンドらしく薄いのですが、カラっとあがっています。名物のスープのようにサラサラしたカレーはスパイシーで、よく煮込まれた肉が浮いています。スープ状だからといって、味が薄いわけではありません。奥に写っているジンジャーエールは、紀伊国屋ビル竣工45周年を記念してのサービス品です。



 ひさしぶりに、カレーを食べたという気がしました。行った日は時間があったので上野公園に行くと、チベット展を開催中の上野の森美術館の前に、チベットの独立を訴え、中国の侵略を非難する人々がいました。テトキチもパンフレットをもらってきました。



 おみやげにピエール・マルコリー二を買ってきてくれと頼まれ、たかだかチョコだろうと思って気軽に引き受けたら、びっくらこきんちょでした。これで3500円。1粒350円です。今回食べたカレー3皿分の値段を上回ります。何がどうなると、こんなに高いチョコができるのでしょうか。



 全然話はかわり、個人的なことですが、泊まったホテルの朝食会場で隣にバンクバー在住の中国系の人たちが座っていました。テトキチが山芋のとろろをご飯にかけて食べていると、その人たちはチラチラと視線を送ってきます。がまんできなくなったのか、「それは、ご飯にかけてたべるものなんですか?」と日本語で話しかけてきました。そういえばとろろって家ではありふれた料理ですが、外ではあまりないかも。このホテルがちょっと特殊で、麦トロを食べさせる特別な店か、居酒屋のマグロ山かけ、そしてうどん店、そば店といったところぐらいにしかないですかね。別に日本の名物料理というわけでもないので、ガイド本で解説されることもなく、外国人には謎のたべものになってしまうのでしょう。その中国系の人たちは、スープのように食べていましたが、スープとしてはおかしいと思ったのでしょう。「試してみます」といってご飯にかけて食べ、「おいしい」といっていました。