テトキチワールド

 松山在住のテトキチの食べたり、旅したりの記録。ときどき、シャム社長のおともをします。

四川飯店(麦酒晩餐)

2009-10-05 09:07:05 | 中華料理・エスニック料理
 話は前後しますが、トロントから帰ってきて、あわてて9月までの限定というコースを食べに行きました。今年は忙しくて前期メニューを食べ逃した「四川飯店」の麦酒晩餐に、シャム社長といくことに。お店に入ろうとすると、何をもたもたしているのか5分以上、支払いに時間をかけているおばさんがいました。麦酒晩餐は先払いなので、お店にはいったところで待つことに。すると、30歳前後のサラリーマン3匹がやってきて、店内になだれこんでいきました。



 そして、ようやくおばさんが駐車券やらなんやらの手続きを終えて動くと、3匹組が我々をぬかしてすかさず会計をはじめました。東京の百貨店だったら、「こちらのお客様が先におまちですから」といって、都会の約束事を知らないイナカモノを制するのですが、伊予鉄高島屋の店員はそのようなことをいいません。3匹組も、我々と目があっても何の反応もしません。唖然としつつ、腹が立ってきました。愛媛のルールは、早いもの勝ちかい! 



 腹立てながら、つい食べてしまったの、エビチリソースはアップでごまかします。



 麻婆豆腐は、品書きに「大辛」までしかありませんが、頼むと「激辛」にできます。ということで「激辛」。店長がサービスでごはんをつけてくれました。たしかに、激辛マーボーだけを食べるのはきついかもしれません。舌がしびれて、頭の先から汗が吹き出ます。サービスしてもらっていうのもなんですが、店員教育のほうもキチッとお願いしますよ、店長さん。



 牛肉の細切り炒め。ここで、辛くないものに。



 ビールから紹興酒に切りかえて、これをがぶ飲みモードに。合コンに打ち興じるサラリーマン3匹組の大声が時折聞こえてきます。席が離れていてよかったです。



 怒りのうち、料理を選択したので、なんかヘンな順番で揚げ餃子。ちょっと揚げすぎ?



 イカとチンゲン菜の炒め物。ここらへんになると、飲み放題の通例として、料理の味は定かではなくなります。



 レバーとにら、もやしの炒め物。シャム社長は、レバーが苦手なのですが、なぜかこれを頼みました。どうして自分のきらいなものをわざわざ注文するのでしょうか。愛媛県人のすることは不思議です。「愛媛県人の」とくくると失礼でしょうか。シャム社長のすることは、つくづく意味不明です。テトキチにレバーを食べろといいますが、レバーの量が多すぎて、結局残す破目に。



 汁なしタンタン麺温玉子のせ。これも、あまりよくありませんでした。シャム社長は卵が好物なので、温玉子をさしあげましたが、麺が玉子に絡まないともうしておりました。かなり残してしまいました。



 最後に五目チャーハン。これは大衆食堂のべたっとしたチャーハンとちがって、さすがにパラッとしあがっていて、おいしかったです。



 アイスクリームとかは邪道な気がするので、デザートは杏仁豆腐に。これで全10品、1人3500円で飲み放題つきですから、おトク感はあります。愛媛県人のシャム社長は、「腹が太った」を連発していました。



 今回は出鼻をくじかれた影響で、料理の選択がちょっと失敗気味だったかも。それにしても、都市の約束事が浸透していない田舎はいやですね。ちょっと体がぶつかっただけで「ソーリー」といいあう欧米社会から帰ってきたばかりなので、よけいそう思います。これがまた、お互い顔を知っている農村部だったら、割り込みしておいて平然としているという人間はすくなくなるのでしょう。ヘンに都市化した、要はイナカモノが都市生活を送っている松山のようなところが、一番たちがわるいのかもしれません。

「四川飯店」 いよてつ高島屋8階 TEL089-948-7028