AKB48 チームBのファンより

鈴木紫帆里さんを中心にAKB48 チームB について語るサイトです。

秋元康の思いつきと、AKB48の利益極大化は、二律背反 (KC)

2010-11-02 00:00:17 | アイドル・AKB48 興行の手法・人気
ブログ管理人テッド氏が、2008年8月13日研究生公演、アンコール中止事件の回想して、私の分析を、「秋元Pの作戦の一部ととらえている」と表現しているが、

作戦ではなく、思いつき。

秋元康は、「アンコールを中止したい」という自分が一度やってみたかったことを、AKB48で実現したのである。

こちらの記事で、私は、秋元康の思考回路を、「スポンサーの投資に見合う儲けを出すのは、プロデューサーとしての義務だが、基本的に儲けようとして企画を決めていない。面白いと感じたことをやっているだけ。結果として儲かることもあるし、儲からないこともある。儲けようとしてたてた企画より、面白いと思って実行した企画の方が、勝率はいい。」と推察した。
アンコール中止事件も、そんな企画の一つ。
選抜総選挙、じゃんけん選抜、チームメンバーのシャッフルと同じレベル。

ブログ管理人テッド氏は、「客商売としてはとんでもない事だと思います」と評しているが、
作り手からすると、「アンコールが中止されたことのあるアイドルグループ」という伝説を「売り」にすることが、客商売として、正しい選択だったのである。

商売の感覚でいうと、常に儲けようとするとジリ貧になるけど、損して得をする。
一時は損するかもしれないけど(シアターで見ている250人には不快感を与えるかもしれないけど)、長い目で見て得する(AKB48の伝説を一つ増やし、他のグループとの差別化ができる)ということ。  こう分析していくと、作戦のように思える。しかし、これは、私が分析した結果論。

秋元康が、「一度アンコールを中止してみたい」という強い想いが実現させた。だだそれだけ。それが非難されても、甘んじて受ける。

アイドルグループを成功させるには、真剣に儲けよう(テッド氏の言葉を借りると顧客満足をめざす)と考えては駄目、ひたすら、面白いと思いついたことを、行き当たりばったり、実現していく、  これが、秋元康発言から分析するAKB48の運営。

従って、結果として、テッド氏が感じるように、
ファンから、傲慢だと思われても、
AKB48に対する人気を自分達に与えられた権力と勘違いと思われても、
一方的に都合の言い言葉に置き換えられて行ったと思われても、
秋元康は、自分が面白いと思ったことを、やり続けるだけで、この点で改善されるとは考えられない。

私は、AKB48の運営(具体的には、AKSとキングレコード)と、秋元康の間に軋轢が生じると想像する。
AKB48でお金を儲けたい運営。
AKB48で思いつきを実現したい秋元康。
秋元康の思いつきが、お金儲けの可能性を減らす企画だったら、それが通るのか。
売れていない当時だったからこそ、アンコール中止ができた。傲慢であることを感じたのはほんの少人数で、マスコミがAKB48を叩くこともなかった。
これだけ売れてしまったら、理不尽なアンコール中止をしたら、マスコミに叩かれ、結果としてお金儲けの額が減るので、秋元康がやりたいと言っても、運営が許さない。

批判を恐れて、(秋元康が)面白い(と思う)企画が実現しないAKB48 と、
傲慢だと感じてしまうが、(秋元康が)面白い(と思う)企画が、次から次へと繰りだされるAKB48 と、いずれを見たいですか。

文脈からすると、テッド氏の言う顧客満足は、後者ではない。
が、私は、マンネリこそ、アイドルグループの大敵で、前田敦子・大島優子が、2年連続1位2位のAKB48は、すでに危険海域に入っている故、斬新なアイディアを次から次に繰り出さないと、アイドルグループとしての魅力を失うという「顧客満足」に反する結果に陥る。

アンコール中止に代表される、秋元康の思いつきが、実現しつづけるか、運営がそれを許すかが、AKB48の将来を左右するだろう。  保守的になった瞬間、凋落が始まる。


テッド氏が不快に思う「新しいことができるのか」、テッド氏のいう顧客満足優先で「アイドルグループとしての活力を失うのか」
過去に、顧客満足を優先させ(批判をさけ)たアイドルは数多く見てきた。AKB48が、同じ道をたどるのか、秋元康がインタビューで発言している通りに、「面白いことをやり続けることができる」のか、注目したい。


テッド氏のような良識人が、「運営はAKB48をどこに持って行くのでしょうか?なんとなく漂流しているように感じる」と感じている間は、AKB48は大丈夫、「顧客満足ができるようになった」と感じ始めたら凋落。

KC
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2 コメント

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Unknown (ヒラ太郎)
2010-11-02 10:43:12
「思いつき」と言いながらも、突発に出来る事ではない。現にメンバーやファンに寸前まで知らされていない訳だから、運営が「仕掛け」を(ここではサプライズという事だろうが)どういうふうにやるかとか、会場はどこで借りるかなど水面下で進行していく意味を変えての「予定調和」という事ではないか。



個人的に客観的に現状からすれば「このままでは・・・」というのは感じている。
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お初です (たま)
2010-11-03 01:05:40
>私は、AKB48の運営(具体的には、AKSとキングレコード)と、秋元康の間に軋轢が生じると想像する。
AKB48でお金を儲けたい運営。
AKB48で思いつきを実現したい秋元康。
秋元康の思いつきが、お金儲けの可能性を減らす企画だったら、それが通るのか。


本当にそう思ってますか?

AKBからどんな感動を与えて欲しいのですか?

運営のやり方にに口を出して批判して自己満足したいのですか?

自分ははるごんのひたむきさがたまらなくかわいく思います(はるごん推しです)。

大島優子のすばらしさに関心し、前田敦子の可愛さに癒されてます。

そこに運営の…は関係ありません。

運営が上手にAKBを売り出せないことなんてはるごんの笑顔とは関係ないところでファンは感じてると思いますが。

彼らが彼女たちを一生懸命売り出そうとしているのは絶対間違えのないことだし(もしそのやり方が気にくわないとしても)、そんなこんなひっくるめてのAKBがみんな好きなんだと思います。


基本毎日楽しく拝見させていただいております。

KCさんのコメントが少し断定的すぎると感じたのでコメントさせていただきました。
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