AKB48 チームBのファンより

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日経新聞「春秋」に斉藤由貴『卒業』が引用される。(ときめき研究家)

2010-06-01 00:18:54 | ときめき研究家
5月31日、日経1面のコラム「春秋」より

(引用開始)

上京で離れても電話するよと旅立つ少年が言う。
「守れそうにない約束はしない方がいい」と、少女が凛とたしなめる。
25年前にヒットした「卒業」の一節だ。歌った斉藤由貴さんは10代だったが、作詞の松本隆氏は団塊世代に属する。
(中略)
繊細だが内気でやや頼りなく、誠実さが逆に不安を招く。描く男性像は共感を呼んだ。
(中略)
首相も団塊世代。「守れそうもない約束はしない方がいいです。」そう助言する人はいなかったのか。夢とやさしさだけで権力は扱えない。

(引用終了)

アイドルの曲の歌詞が、日経のコラムに引用されて違和感がない時代になったのかと感慨深い。考えれば、日経のコラム執筆者も、きっと私と同世代、80年代アイドルを青春時代に聴いた世代なのだろう。

このブログにも、80年代のアイドルの曲について紹介することも多い。若いAKBファンの読者はそれをどのように読んでいるのだろうか。
知らない曲のことはつまらないと読み飛ばされているのか。それともどんな曲かと興味を持ってもらえているのか。
どちらでも構わないが、時を越えて語り継ぐに値する名曲は確かに存在する。そういった曲たちに、私は、そして日経のコラム執筆者も、語らされているのだ。

「春秋」には、他に当時の男性像を象徴する歌詞として『木綿のハンカチーフ』『赤いスイートピー』が紹介されていた。
『卒業』を含むこの3曲、私が密かにリストアップしている「アイドル歌謡史に残すべき100曲」に含まれている。
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1 コメント

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原文をコピペ (ナッキー)
2010-06-05 19:27:13

春秋

 上京で離れても電話するよと旅立つ少年が言う。「守れそうにない約束はしない方が
いい」と、少女が凜(りん)とたしなめる。25年前にヒットした「卒業」の一節だ。歌
った斉藤由貴さんは10代だったが、作詞の松本隆氏は団塊世代に属する。

▼都会の華やぎに恋人を忘れる「木綿のハンカチーフ」。彼女の手を握ろうとしない
「赤いスイートピー」。繊細だが内気でやや頼りなく、誠実さが逆に不安を招く。描く
男性像は共感を呼んだ。貧しいカップルがいたわり合う「神田川」の喜多条忠氏、受け
身の青年像が新しかった作家の村上春樹氏らも同世代だ。

▼社会学者の見田宗介氏らによれば、団塊世代は当時、泰平ムードと呼ばれた1960年代
前半に感受性の鋭い思春期を過ごした。青年期には米国もソ連も理想と見なさない
「夢」の社会も追求。石油危機など時代の転換点を経て生んだ「やさしさ」というキー
ワードは「20年にわたる流行語」(見田氏)になった。

▼首相も団塊世代。「守れそうもない約束はしない方がいいです」。そう助言する人は
いなかったのか。夢とやさしさだけで権力は扱えない。しかし取って代わるべき下の世
代もまだ心もとない。「団塊が機関車になって走る役割は終わった。下の世代がけん引
していかなきゃ」。松本氏は雑誌の取材でそう語るが。

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