あくまでも、僕の考えですけど…。あ、それと、かなりマニアックだと思いますけど…。
さて、それを断った上で…いきます。
Aメロ→Aメロ→Bメロ→サビ…
2回目のAメロ時、1回目には なかったドラムが加わってきて 違和感~!ってことでしょ。わかるわかる。
ただ、僕…編曲者の気持ちも分かる…というか、想像できる。一応、普段 やってることだからね…編曲。
まず、僕の考える"編曲"とは?ってね、"おしゃれ"のことだと思っているんだ。
作詞があって、作曲があって…、でもね、それだけじゃ、鼻歌, アカペラ…。まだまだ 限りなく全裸に近い状態だと思うんだよ(ま、それもアリの時もあるんだけどね)。
やっぱ、お出かけする時は、"おしゃれ"しよう!
実は、それが、"編曲"だと思っているんだよね。
そら、好き嫌い 分かれるよ~。"おしゃれ"…センスそのものだからね。問われるよ~。こわいよ~。
編曲の作業をしている時、時々 思うことが(思ってしまうことが)あるんだ。
"あれ? このままの流れを続けてると(Aメロ→Aメロの雰囲気) なんか…平凡すぎやしないか? お客さん…ダレたりすんじゃないのかなぁ~? ちょっと…手ぇ加える?" とかね。
編曲者の勝手な不安、そして、往々にして 失敗アレンジへの道…一直線!だったりもするんだよね~。
でもね、その時点では、比べられないんだ。
Aメロ→Aメロ…って、ストレートに通した時と、Aメロ→手を加えたAメロ…って変化させて繋げた時ってさ。理由はね、迷ったらドツボ! どっちもイマイチー!って、間違いなく…なっちゃうからね。先に進めなくなる…。
インスピレーションだよ。
"俺のおしゃれは、これだー!"って、貫き通した方が絶対にいい…と僕は 思う。
で、実は、僕も よくやるんだよ~。この『カナリアシンドローム』のように、サビの部分で、これ…切り札的に使いたかった その楽器, その音を前倒しして、Aメロ or Bメロで、隠し味的とはいえ、もう使っちゃうの。
早まったか?
でも、ハッキリとした目的は ある。それは、突然のサビ!じゃなくて、歌い出しから繋がって繋がって繋がって 自然なドッカーン!…そういう盛り上げ曲線を想定しているということだ。
そのための2回目のAメロでの仕掛け…。
そうだなぁ~? 感覚的にいうと、イントロ部分の もう最初っから、ラジオのチューンを絞って調整して(ラジオの)向きも変えて、"どうだ?こうか? あ…1242 文化放送ドーン!クリアァー!よっしゃぁー!"みたいなね、あんな感じだと思う。
つまり、2回目のAメロ時に、お客さんのおしりら辺をクン!って、1回上げておく…というかね、勢い & ターボ…そんな感じかなぁ~?
まあ、真意としては、お客さんのテンションを一旦…軽く上げておくためなんだよね。
ただね、アップテンポ…そういう"おしゃれ"が好きではない人も かなりいる。知ってる。だから、冒険なんだよ~。当たり外れあるんだよ~。でも、信じるしかないんだよ~。
頑張れ、編曲者!
1つ、別の例をいうとね、こっちは、まず 失敗のないパターンなんだ。それはね、
スロー or ミディアムテンポの編曲で、同じく、2回目のAメロに、弦の響きたっぷりのピアニシシシモで、中低音の音伸ばし隊20人を投入(徐々~に大きく)。そして、Bメロで、さらに 10人追加…わりと直後に急激なクレッシェンド。とどめに、サビで、渾身のシンバル1発。とどめのとどめに、繰り返しのサビで、ゴング(ドラ)1発…。
一度、このパターンでやった『六甲おろし』なんて、(ある意味)別の曲に聞こえたよ…凄すぎてね。
でも、AKB的にいうと、『夜風の仕業』なんて、歌詞とメロディーだけもらって、ものスッゴい荘厳な曲に作り変えてみたいわぁ~。僕なりの"おしゃれ"を試してみたいわぁ~。
まあ、元々、ミディアムテンポとして生まれてきた曲なら、2回目のAメロあたりをイジっても イージーかな?と。
意外に、『BINGO!』とかもやってみたい。挑戦してみたい。メロディーだけもらって、まったく別の引き出し方をしてみたくなる曲だよね、あれ。
ただ、今回の『カナリアシンドローム』のように、超アップテンポの曲を 超アップテンポのままで2回目のAメロをイジるってのは、本来は、結構難しいことだと思う。
当たれば、デカイ(編曲者は、評価されにくいけど…)。さらに、その上…(お客さんの)支持を得られるのって、すごーく難しい…と思っています。
そして、とりあえず、今回の『カナリアシンドローム』の編曲をされた方、ナイスファイト!
あとは、お客さんが決めればいいんだと思う。
まあ、僕の感覚でいうと、スマホのケータイ小説…「次へ」クリック! ふんふん…ではなく、手あかの書籍…自然な流れで、新しい言葉との出会い…。そっち好みの人とかは、
"そのドラム…うっぜぇな~。ちょっと、邪魔なんですけど~"って思うんじゃないかなぁ~?とか思っています。
まあ、好き嫌い 好き嫌い。
曲作りって、(基本的には)400mリレーチームみたいなものだと思う。
第1走者:作詞者
第2走者:作曲者
第3走者:編曲者
第4走者(アンカー):歌い手
第1走者と第2走者は、家の中。第3走者は、外に出よう! そして、アンカーは、世間に その全てを表現する。
第3走者って、結構大事だと思うよ。専門職だからね。
あの時のアメリカ男子400mリレーが、圧倒的に強かったのは、第3走者にスペシャリスト…カルビン・スミスがいたからだよ、カール・ルイスじゃない!と…軽く余談とか言ってみました。
さて、ここで、も1回…『カナリアシンドローム』を聴いてみた…ら、
あ!
元々、"その部分…僕だったら、そもそも ドラムは使わないなぁ~"とか…思ってはいたけど、"じゃあ何?"って、それが判明しました。
おそらく、僕だったら、キツめのガット…フォークギターを(エレキ)サイドギター風のリズム打ちこみとして使うんじゃないかと思う。足すなら、それを足すと思う。けっして、アルペジオ系を さらにかぶせるようなこと…そっちはしない。
あれっ? でも、僕…そんな 乗り気じゃないぞ…。
あ~ たぶん、僕は、そこは、ストレートに通すな…たぶん。
僕は、この歌詞を超アップテンポで表現すること自体が、結構な冒険だと考えるだろうなぁ~…とか想像した。
さて、それを断った上で…いきます。
Aメロ→Aメロ→Bメロ→サビ…
2回目のAメロ時、1回目には なかったドラムが加わってきて 違和感~!ってことでしょ。わかるわかる。
ただ、僕…編曲者の気持ちも分かる…というか、想像できる。一応、普段 やってることだからね…編曲。
まず、僕の考える"編曲"とは?ってね、"おしゃれ"のことだと思っているんだ。
作詞があって、作曲があって…、でもね、それだけじゃ、鼻歌, アカペラ…。まだまだ 限りなく全裸に近い状態だと思うんだよ(ま、それもアリの時もあるんだけどね)。
やっぱ、お出かけする時は、"おしゃれ"しよう!
実は、それが、"編曲"だと思っているんだよね。
そら、好き嫌い 分かれるよ~。"おしゃれ"…センスそのものだからね。問われるよ~。こわいよ~。
編曲の作業をしている時、時々 思うことが(思ってしまうことが)あるんだ。
"あれ? このままの流れを続けてると(Aメロ→Aメロの雰囲気) なんか…平凡すぎやしないか? お客さん…ダレたりすんじゃないのかなぁ~? ちょっと…手ぇ加える?" とかね。
編曲者の勝手な不安、そして、往々にして 失敗アレンジへの道…一直線!だったりもするんだよね~。
でもね、その時点では、比べられないんだ。
Aメロ→Aメロ…って、ストレートに通した時と、Aメロ→手を加えたAメロ…って変化させて繋げた時ってさ。理由はね、迷ったらドツボ! どっちもイマイチー!って、間違いなく…なっちゃうからね。先に進めなくなる…。
インスピレーションだよ。
"俺のおしゃれは、これだー!"って、貫き通した方が絶対にいい…と僕は 思う。
で、実は、僕も よくやるんだよ~。この『カナリアシンドローム』のように、サビの部分で、これ…切り札的に使いたかった その楽器, その音を前倒しして、Aメロ or Bメロで、隠し味的とはいえ、もう使っちゃうの。
早まったか?
でも、ハッキリとした目的は ある。それは、突然のサビ!じゃなくて、歌い出しから繋がって繋がって繋がって 自然なドッカーン!…そういう盛り上げ曲線を想定しているということだ。
そのための2回目のAメロでの仕掛け…。
そうだなぁ~? 感覚的にいうと、イントロ部分の もう最初っから、ラジオのチューンを絞って調整して(ラジオの)向きも変えて、"どうだ?こうか? あ…1242 文化放送ドーン!クリアァー!よっしゃぁー!"みたいなね、あんな感じだと思う。
つまり、2回目のAメロ時に、お客さんのおしりら辺をクン!って、1回上げておく…というかね、勢い & ターボ…そんな感じかなぁ~?
まあ、真意としては、お客さんのテンションを一旦…軽く上げておくためなんだよね。
ただね、アップテンポ…そういう"おしゃれ"が好きではない人も かなりいる。知ってる。だから、冒険なんだよ~。当たり外れあるんだよ~。でも、信じるしかないんだよ~。
頑張れ、編曲者!
1つ、別の例をいうとね、こっちは、まず 失敗のないパターンなんだ。それはね、
スロー or ミディアムテンポの編曲で、同じく、2回目のAメロに、弦の響きたっぷりのピアニシシシモで、中低音の音伸ばし隊20人を投入(徐々~に大きく)。そして、Bメロで、さらに 10人追加…わりと直後に急激なクレッシェンド。とどめに、サビで、渾身のシンバル1発。とどめのとどめに、繰り返しのサビで、ゴング(ドラ)1発…。
一度、このパターンでやった『六甲おろし』なんて、(ある意味)別の曲に聞こえたよ…凄すぎてね。
でも、AKB的にいうと、『夜風の仕業』なんて、歌詞とメロディーだけもらって、ものスッゴい荘厳な曲に作り変えてみたいわぁ~。僕なりの"おしゃれ"を試してみたいわぁ~。
まあ、元々、ミディアムテンポとして生まれてきた曲なら、2回目のAメロあたりをイジっても イージーかな?と。
意外に、『BINGO!』とかもやってみたい。挑戦してみたい。メロディーだけもらって、まったく別の引き出し方をしてみたくなる曲だよね、あれ。
ただ、今回の『カナリアシンドローム』のように、超アップテンポの曲を 超アップテンポのままで2回目のAメロをイジるってのは、本来は、結構難しいことだと思う。
当たれば、デカイ(編曲者は、評価されにくいけど…)。さらに、その上…(お客さんの)支持を得られるのって、すごーく難しい…と思っています。
そして、とりあえず、今回の『カナリアシンドローム』の編曲をされた方、ナイスファイト!
あとは、お客さんが決めればいいんだと思う。
まあ、僕の感覚でいうと、スマホのケータイ小説…「次へ」クリック! ふんふん…ではなく、手あかの書籍…自然な流れで、新しい言葉との出会い…。そっち好みの人とかは、
"そのドラム…うっぜぇな~。ちょっと、邪魔なんですけど~"って思うんじゃないかなぁ~?とか思っています。
まあ、好き嫌い 好き嫌い。
曲作りって、(基本的には)400mリレーチームみたいなものだと思う。
第1走者:作詞者
第2走者:作曲者
第3走者:編曲者
第4走者(アンカー):歌い手
第1走者と第2走者は、家の中。第3走者は、外に出よう! そして、アンカーは、世間に その全てを表現する。
第3走者って、結構大事だと思うよ。専門職だからね。
あの時のアメリカ男子400mリレーが、圧倒的に強かったのは、第3走者にスペシャリスト…カルビン・スミスがいたからだよ、カール・ルイスじゃない!と…軽く余談とか言ってみました。
さて、ここで、も1回…『カナリアシンドローム』を聴いてみた…ら、
あ!
元々、"その部分…僕だったら、そもそも ドラムは使わないなぁ~"とか…思ってはいたけど、"じゃあ何?"って、それが判明しました。
おそらく、僕だったら、キツめのガット…フォークギターを(エレキ)サイドギター風のリズム打ちこみとして使うんじゃないかと思う。足すなら、それを足すと思う。けっして、アルペジオ系を さらにかぶせるようなこと…そっちはしない。
あれっ? でも、僕…そんな 乗り気じゃないぞ…。
あ~ たぶん、僕は、そこは、ストレートに通すな…たぶん。
僕は、この歌詞を超アップテンポで表現すること自体が、結構な冒険だと考えるだろうなぁ~…とか想像した。
詳しい解説とご意見、ありがとうございました。
編曲のことを語れる人は少ないと思われ、貴重な見解を読ませて頂きました。「編曲者は第3走者」とは、編曲者自身でないと言えない言葉だと思います。
なお、「カナリアシンドローム」の2回目のAメロ、何回も聴いているうちに、だいぶ慣れて、これもアリかなと思うようになりました。