AKB48 チームBのファンより

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日向坂46『絶対的第六感』とカップリング曲『君を覚えていない』を聴く。(ときめき研究家)

2024-10-27 10:53:21 | ときめき研究家
『絶対的第六感』。
初対面の彼女に運命的なときめきを感じた、という歌詞。AKBグループ、坂道グループでもたびたび歌われてきた内容だ。『BINGO』『隕石の確率』『74億分の1の君へ』『必然的恋人』『一瞬のスリル』『偶然の答え』など。恋は思い込みだから、毎回「これが運命だ」と思っても仕方がないし、そう思い込まないと行動にも移せないものだろう。ある意味伝統的なテーマだと思う。
曲調は、何と言うか「ダサ格好いい」ように感じた。韓国のアイドルほど隙がない訳ではない。と言って伝統的ジャパニーズアイドルのような分かりやすさもない。そのあたりの塩梅が狙ってなのかどうかはわからない。
リズム重視のサウンドで、ダンスを重視して作られた楽曲なのは確かだ。歌詞は「six sense six sense」を連呼しながら希薄な内容。 要するに私にはあまり魅力的には感じられないタイプの楽曲だ。

『君を覚えていない』。
カップリング曲で気になったのがこの曲。
久しぶりの同窓会で、片思いだった彼女に再会したけれど、話しかけることもできず、それどころか彼女のことを覚えていないふりをして過ごすという内容。わざわざ出かけて来て、何をカッコつけているんだと歯がゆく思う。しかし、同窓会で再会して付き合い始めるなどというのはドラマではよくあるが、現実では稀有な事例だと思う。この点では秋元康はリアリストだ。AKB48『君に会うたび好きになる』、NMB48『右にしてるリング』、柏木由紀『クラス会の後で』など同窓会がテーマの過去の楽曲も、うじうじした歯がゆい内容だ。
同窓会の会場が「安いタイ料理の店」であることや、彼が飲んでいるのが「ノンアル」であることは今風だ。数年前では描かれなかった設定だろう。でも、結局告白もできず終わってしまうのは相変わらずの展開だ。
曲調がドラマチックなので、最後に何か展開があるのではないかと期待して聴いたが、何もなく終わった。
歌詞に「渡り廊下」が出て来るのは古参ファンへのサービスだろう。一方で、「僕たちが通っていた校舎が来年くらい壊されるらしい」というのは、来年20周年のAKBグループが終息するという暗示ではないことを願う。 
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