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中島みゆきが一番似合うアイドルは?(ときめき研究家)

2021-04-03 19:44:15 | ときめき研究家
朝日新聞土曜版に「今こそ聴きたい中島みゆき」と題して、読者1592人の投票結果が掲載されていた。ベスト10を引用する。

1位 時代
2位 地上の星
3位 糸
4位 ファイト!
5位 悪女
6位 空と君のあいだに
7位 わかれうた
8位 ヘッドライト・テールライト
9位 かもめはかもめ
10位 宙船

46年前から今日まで、時代を超えて、世代を超えて聴き続けられているミュージシャン。他の歌手への提供曲も含め、ヒット曲は数知れず。そしてどの歌も、中島みゆき作品だとすぐ分かる独特の味わいがある。

音楽評論家の田家秀樹氏は「『時代』は、倒れた旅人たちと別れた恋人たちの救済と転生がテーマ。その後に発表された全ての作品を予告するテーマでもあった。」と説く。それくらい『時代』は普遍性のある楽曲であり、天災や疫病に苦しむ今の日本人も受け入れられているので1位になったのだろう。

当時中学生だった私も、AMラジオで初めて『時代』を聴いて、衝撃を受けた。誰が歌っているのか、どんな素性の歌なのか全く知らず、ただそのメロディーと歌詞に心を打たれた。同様の経験をしたのは、他にはグレープの『精霊流し』とkiroroの『長い間』くらいしかない。

さて、中島みゆきは、他の歌手にも多数の楽曲を提供している。女性アイドルだと、桜田淳子(『追いかけてヨコハマ』『しあわせ芝居』)、柏原芳恵(『春なのに』『ロンリーカナリア』)、工藤静香(『FU・JI・TSU』、『黄砂に吹かれて』他多数)が主要な歌い手だろう。

中島みゆきと常に対比される女性ミュージシャンは松任谷由実で、前述の田家氏も以下のように言及している。
「それまで誰も歌にしてこなかった「少女の感受性」を歌ったユーミンに対し、中島みゆきは「母性」を歌った」
そこまで型にはめて対比させなくてもいいと思うが、それぞれが重なり合うことのない個性を発揮し続けているのは事実だろう。だから、ユーミンが楽曲提供して来たアイドルは、中島みゆきのそれとは重ならない。メインは松田聖子(『赤いスイートピー』『瞳はダイアモンド』他多数)、原田知世(『時をかける少女』『ダンデライオン』)だ。三木聖子、石川ひとみが歌った『まちぶせ』も忘れてはならない。

ところが、この2人のミュージシャンの楽曲を両方、シングル曲として歌ったことがある女性アイドルが2人いる。
薬師丸ひろ子(中島みゆきの『時代』をカバー、ユーミンの『Woman~Wの悲劇より~』)と松本典子(中島みゆきの『儀式(セレモニー)』、ユーミンの『さよならと言われて』)がその2人だ。
どちらも癖のない美しい声の持ち主だ。個性的な楽曲をどちらも受け入れる汎用性がある声だ。
一方、工藤静香がユーミンを歌う、松田聖子が中島みゆきを歌う姿は想像できない。
コメント
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