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おごじょの気まぐれ日記

人生いろいろあるけど、
すべてを楽しもうっていうのがモットー。

空海と密教美術展

2011年10月11日 | 美術館

ずいぶん前のことになりましたが、
上野の国立博物館で開催された「空海と密教美術展」
100体近い仏像のほとんどが国宝や重要文化財と聞いては行かずにおられない。

昔、受験勉強で詰め込んだ知識を(たいしてないけど)呼び起こしながら見て回る。

今までは、純粋に美術彫刻としての仏像の見方しかしてなかった。
金剛力士は格好いいなぁとか、踏みつけにされている邪鬼がいい顔してるなとか、
まあその程度だった。

それでも、如来にお釈迦様、阿修羅像に金剛力士、月光・日光菩薩などなど、たくさんの種類の仏像たちの関係がイマひとつよくわからず、いつも、もやもやっとしたものを抱えての帰宅となっていた。
名前にどんな意味があるのかとか、持っているアイテムや手の形とか光背とか、
意味がわかったら面白いだろうなと思いながらもなかなか探求せず。


が、今回は、神田の古本屋で手に入れた「仏像のやさしい見方」をしっかり読み込んで出かけた。
行きの電車の中でもたっぷり勉強をして行った。
それでも、年齢からか、なかなか覚えられないので、博物館の中でも薄明かりの中で「仏像の~」を開いては、この仏像はどういう立場のお人?と調べながら回る。
そうしたら、最後の方では、名前を見なくても、何となく如来や菩薩などの区別はつくようになった。

「曼荼羅」の世界がうっすら分かり、空海が表現した立体曼荼羅は本当に面白かった。
当時の日本人の信仰心を肌で感じ、生活の中でプライオリティが高かったものだという事を改めて思う。

今回、もやもやしていたものがクリアーになり、世界が広がった気がして非常に楽しかった~

受験の時は知識の詰め込みで、それぞれを掘り下げる時間も興味もなかったけど、それが、今になって肉付けされていくのが嬉しい。
受験勉強もあながち無駄ではないわね。

と、息子にもしかと伝えました~
そうしたら、世界史を勉強していたはずなのに、間に合わないからって捨てたんだそうー
この驚愕の事実を今日知り、あわあわしています




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