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おごじょの気まぐれ日記

人生いろいろあるけど、
すべてを楽しもうっていうのがモットー。

ふくすけ@シアタークリエ

2012年08月30日 | ミュージカル・舞台
なんと言ってよいやら・・・・
余韻が残りすぎ、しかも、ネガティブな。

この歳になっているからなのか、戦争映画や悲しいドラマなど心がざわざわするようなものは極力避けている。
それらを受け止めるエネルギーがないのよね。


そんな私に今回の舞台は重かった~
世の中狂気だらけ?

劇団「大人計画」主催 
作・演出:松尾スズキ。
1991年初演、'98年に再演、今回3度目の舞台化。

吃音の中年男(古田新太)、妊婦の薬物使用で奇形に生まれた子供フクスケ(阿部サダヲ)、ホテトル嬢(多部美華子)、盲目の女にDV男のカップル、レズ、不発弾をコレクションにする風俗営業者、精神障害の女(大竹しのぶ)、新興宗教の狂信者たち・・・が歌舞伎町の風俗業界を舞台に、都知事選への出馬、対立する新興宗教団体の活動などがごちゃごちゃと混ざり合って、話はどこに進むのか全くわからず・・・
結局は「復讐」に向かって破滅へと。
「最後の晩餐」を思わせるラスト近くの会食シーンなんてとてもグロテスクで。
唯一、多部美華子ちゃんがほっとする役柄。

放送禁止用語が飛び交い、下ネタ満載。

演者も実力派ぞろい、脚本も演出もかなり熱くって、才能溢れる舞台だと思うが、おばさんにはしんどかった。
反逆精神がある若いときなら、受け止めることができたかもしれない。


客席に木野花さんを見かける。
小池鉄平君もきていたらしい。