オペラ座の怪人が上演されて今年で25周年。
その記念公演がロンドンのロイヤルアルバートホール(すばらしいホールなの!)で行なわれ、その上演がシネマとなって日本に上陸。
ミュージカルの中でも最高傑作であろうと思われるこの作品。
ミュージカルに全く興味を示さない夫でさえもこの作品は絶賛しており、シネマ情報を伝えると見に行きたいと言うので、久しぶりに六本木デートとあいなった。
ヒルズのTOHOシネマズで初のプレミアシート。


すばらしきかな~ 映画館もシネマも!
シネマだけど、ロイヤルアルバートホールの客席の息づかいやおけぴのチューニングの音などで、自分もあの会場にいるような錯覚におちいる。
いや、シネマだから、カメラが舞台や役者に近づいたり離れたりするから、臨場感たっぷりの仕上がりなのかも。
思わず、生のお芝居を見ているようで何回も拍手をしそうになる。
楽曲自体がすばらしい作品だけれど、それにしても本家の俳優さんたちの歌唱力と演技力は最強。
ファントムもクリスティーヌも、そしてラウルも美しい声に安定した歌いっぷりにはもうほれぼれ

歌だけではなく、演技力も相当なもの。
特にクリスティーヌの繊細な演技には驚く。
カメラワークで顔の表情やしぐさも細かく伝わってくる。
本編もよかったけど、圧巻はカーテンコール。
作曲家のアンドリュー・ロイド=ウェバーが挨拶し、さらに「私のエンジェル・オブ・ミュージックです。」と紹介し、現れたのは元奥さんのサラ・ブライトマン。
この時点で客席は興奮度MAXだけど、
さらに、サラと歴代のファントム5人との「ミュージック・オブ・ザ・ナイト」の歌声には鳥肌が立った。
サラは貫禄がついて、歌い方のブレスが気になったけど、それでも、カーテンコールだけでも見る価値ありね。
イギリスと日本で合計4回見ている作品だけれど、何回見てもいい。
夫はこの映画で満足し、劇団四季の「オペラ座~」をもう見なくていいやって気になったらしいが、
私は本場イギリスでもう一度観たい~という希望が日増しに強くなっているけど、
しばらくは叶わないので、サラの現役の頃の「オペラ座の怪人」のCDを聞いてがまんしよう~♪