渋谷のユーロスペースで上映中の「ミリキタリの猫」
ちょうど2時から新宿で仕事があったので、その前にこの映画を見ることに。

ニューヨークのソーホーで暮らす80歳の日系人路上アーティスト、ジミー・ミリキタニを追ったドキュメンタリー。
第二次世界大戦で日系人ゆえに理不尽な運命に翻弄される。
その時のアメリカの仕打ちが許せない。
だから、アメリカの国籍は要らないといい、社会保障金も拒否し続ける。
自分の意志を貫き、頑固なまでにアメリカに背を向けて生きている彼の絵は、
なだらかなやさしい曲線と色使いが目を引く。
先日見たマティスの絵を連想させる。
この映画は彼の様子と彼の人生を綴っているが、911のテロ関連の映像を織り交ぜ、第二次世界大戦時の日系人へのアメリカ政府の対応と、アラブ人への対応とがシンクロしていてとてもリアルだった。
昔も今も本質は変わりなしのアメリカ?
本作の監督であるリンダ・ハッテンドーフが彼を献身的に支えている。
強制収容所にいたときに剥奪されたと思っていた市民権は47年前に回復していたことを調べ、彼の社会保障番号を探し、ミリキタニという詩人の親戚がいることを教え、生き別れたお姉さんも生きていることをつきとめ…
その奇跡的な大逆転の彼の幸せがとても嬉しかった・・・
ちょうど2時から新宿で仕事があったので、その前にこの映画を見ることに。

ニューヨークのソーホーで暮らす80歳の日系人路上アーティスト、ジミー・ミリキタニを追ったドキュメンタリー。
第二次世界大戦で日系人ゆえに理不尽な運命に翻弄される。
その時のアメリカの仕打ちが許せない。
だから、アメリカの国籍は要らないといい、社会保障金も拒否し続ける。
自分の意志を貫き、頑固なまでにアメリカに背を向けて生きている彼の絵は、
なだらかなやさしい曲線と色使いが目を引く。
先日見たマティスの絵を連想させる。
この映画は彼の様子と彼の人生を綴っているが、911のテロ関連の映像を織り交ぜ、第二次世界大戦時の日系人へのアメリカ政府の対応と、アラブ人への対応とがシンクロしていてとてもリアルだった。
昔も今も本質は変わりなしのアメリカ?
本作の監督であるリンダ・ハッテンドーフが彼を献身的に支えている。
強制収容所にいたときに剥奪されたと思っていた市民権は47年前に回復していたことを調べ、彼の社会保障番号を探し、ミリキタニという詩人の親戚がいることを教え、生き別れたお姉さんも生きていることをつきとめ…
その奇跡的な大逆転の彼の幸せがとても嬉しかった・・・