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おごじょの気まぐれ日記

人生いろいろあるけど、
すべてを楽しもうっていうのがモットー。

「ウェディングシンガー」バレンタインスペシャルトークイベント

2013年02月15日 | 井上芳雄君
今年の運勢は谷あり、山あり。
年始早々、あちこち調子が悪くてあららと思っていたが、このところイベントの応募は好調。
先日の「レミゼ」のファンの集いに続いて、「ウェディングシンガー」バレンタインスペシャルトークイベントにも当選。
こちらは1200名の中からの110人の招待だったそうで、出演者の新納さんによれば、「今年の運はこれで使い切りましたね」って。
そうかも~

初めてのファンレターをしたため、初めてのチョコのプレゼントを持って、久しぶりにドキドキするバレンタインデー♪を送りました。

ヒルトン東京の春日の間にしつらえたステージの登壇者は左から吉野圭吾さん、井上芳雄さん、大澄賢也さん、新納慎也さんの4人のイケメンたち。
すらりとした立ち姿は絵になるのぉ~
舞台でもかっこいいけど、素に近いいでたちにはくらっと。

司会は久しぶりに東宝の合気道6級の上田さん。
相変わらずのカンペ丸読みのモールス信号のような棒読み状態は健在で、飄飄としたお人柄にほっこりしてしまう。
いつもの井上君の突込みがおもしろく、始終笑い声いっぱいの会となりました。

それぞれのバレンタインデーの思い出話は自慢になるから(井上君)と小出し。
そこそこみんなイケメンなわけで、もらえないはずないでしょーとは新納君。
年長者の大澄さんはバレンタインが始まったのは小学校3年ごろでホワイトデーもその2年後だっとのこと。
ほかの3人はバレンタインの歴史に感心しきり。

そのあと、それぞれが選ぶ名シーンでは、井上君セレクトはロビーがごみ溜めの中に落ちてジュリアが優しく励ましてくれるだめだめロビー全開のところ。
あのごみ溜めの中でお水を飲んだり汗を拭いたり小休憩をしているとの裏情報と、ごみ溜めの中にいて見上げると、探してくれるジュリアの手が伸びてくる瞬間はロビー目線ではかなり感動的なんだそう。
ほかの3人のセレクトのシーンもへーぇ、そうなんだと裏情報あり。

その他、「まじめにやれよ、井上!」という感じの稽古場風景の秘蔵ビデオでは楽しいカンパニーの様子が見て取れて。
新しく参戦のジュリア役の高橋愛ちゃん(しっかり者だそう)やホリー役の彩吹真央さん、サミーの吉野圭吾さんの新しい風が加わって、
違うテイストの再々演の「ウェディングシンガー」に仕上がっているそう。
さらに、井上君自身の演技が成熟されたロビーに進化しているそうなので(ますますダメっぷり発揮だそう)、こちらも楽しみ~♪



ヒルトンのクッキーのお土産つきでした。

組曲虐殺@銀河シアター2回目

2012年12月30日 | 井上芳雄君
優しい人になりたいなぁと落ち込んだ出来事が最近あり、
そんな中、今年最後に観たのは井上ひさしの遺作となった「組曲虐殺」
もうーー井上ひさしの愛がいっぱいで、優しさが溢れていて涙が止まらなかった。

戦中の暗い時代に生きたプロレタリア作家の小林多喜二の29年と4ヶ月の話。
多喜二は弱者や過酷な環境の労働者たちをなんとか救いたいと思う、その気持ちはやさしさに溢れ、自己犠牲を惜しまない。
その強さはどこから来るものなのだろうか。
「独房からのラブソング」には胸をつかれる。


3年前の初演の時、私には初めての井上作品にこの人天才!って思った作品。
「小説はからだ全体で書くのです」という多喜二のセリフは井上ひさし自身の言葉なのだろう。
そのからだ全体でかかれた言葉はどれも心に響く。

「むずかしいことをやさしく、やさしいことをふかく、ふかいことをおもしろく」
彼のこういった創作姿勢のままに、笑って泣いての計算された筋書きに力量ある役者さんたち。
それを支える小曾根真さんのピアノ。

最高~にいいお芝居でした。
今年最後の舞台には大満足♪


井上芳雄君は前回にもまして、小林多喜二を生きていて、気持ちがじんじん伝わってきて苦しいほど。
石原さとみちゃんはかわいらしいけなげな滝子を好演。
前回より歌を歌うことへのトラウマが消えたそう。
チマ姉さんの高畑淳子さんは優しくも頼りがいのある大きな演技。
ふじ子役の神野美鈴さんはこの作品で紀伊國屋演劇個人賞を受賞。さすがの演技力。
特高の山崎一さんに山本龍二さん、この2人の台詞回しには感心する。

この日は終演後に出演者全員でのトークショーあり。
このトークショーがまたよくて、作品への想いやセリフに込める想いなど改めて知ることが出来て、より作品への理解が深まった。
井上君は多喜二から素の自分に戻れないままで、いつもの調子が出ず。
本人もこの舞台でのトークは厳しいとのコメントだったが、それがまたいい感じ。
初演では手紙のように毎日数枚の脚本が届き、最終は初日の4日前でという状況にとても苦労したそうで、
だけど、今回は本(脚本)はあるけど、先生がいない寂しさについて語られていた。
先生の想いを観客に伝える使命が役者にはあるとの話にジーンとしてしまう。

まだ、何回も観たいと思う舞台だが、東京公演は30日まで。







ドラマチカロマンチカV(クインクエ)

2012年10月17日 | 井上芳雄君
4つの女性の声と1つの男性の声が自由に、そして自在に組み合わさって、変化して、広がって・・・
歌声にこんなに揺さぶられなんて。
ところどころに挟まるトークも面白い。

大好きな井上君出演ということもあるけれど、それ以上に5人が作り出すハーモニーには感動♪

今日は今年3年目となる「DORAMATICA/ROMANTICA V」の公演。
シアタークリエにて。
ミュージカルでもなく、コンサートでもない、show-ismという新しいジャンルの舞台。
ドラロマのシリーズはファイナルだそうで。

メンバーは3年間一緒の彩吹真央さん、知念里奈さん、新妻聖子さん、JKIMさん、井上芳雄君。

小林香さん演出。
5人の声質や性格をよく知っている彼女のナイスな選曲と、スタイリッシュな演出は相変わらずかっこよくて、
今回は特に映像を使って、さらに進化した舞台構成となっていたように思う。

前回の品川のステラボールに比べて、やはりクリエは見やすいし、聞きやすい。
選曲も耳馴染みのものも多く(全2回公演の曲もあったから)、今までで一番楽しめた。
最後なのは残念だわー

1部はミュージカルや映画の曲中心。
「Mozart L’opera Rock」の[Le Bien Qui Fait Mal」はお気に入り。
オープニングとともに、5人のシルエットが現れるとぞくぞく感MAX。
この曲がとってもかっこよくて、YOUTUBEで楽しんでいたら、
日本ではまだ未上演作品。
が、今度、山本耕史君と中川晃教君とでこのミュージカルをやるらしい。
ちょっと気になるなぁ。

そして、V(クインクエ)にちなんだVメドレー。
それぞれ5人に関連する曲のメドレー。
井上君と彩吹さんとの「闇広」はもっと聞いていたかったし、聖子ちゃんのラマンチャの名曲もまた聞けた。
KIMさんのライオンキングにキャッツ。
「レミゼ」「ルドルフ」の曲もあったよね・・・


2部は前公演からから引き継いでいる5人が精霊に扮してのストーリー仕立て。
大きなセットも登場し、映像使いも初めて。
5人の歌声が舞い降りた。

今回は客席降りもあって、ちょっとライブ感のある、興奮したのりのりの公演でした。




ダディロングレッグス 千秋楽

2012年09月15日 | 井上芳雄君
「足ながおじさん」のミュージカル?
初めはどうかななんて思っていたけど、原作を読んで面白くて、これはいけると思って取った千秋楽のチケット。
この判断は正解だったようで、連日、満員御礼だったこの舞台。

脚本・演出 ジョン・ケアード
出演 ジルーシャ 坂本真綾 
   ジャーヴィス 井上芳雄

日本では有名な足ながおじさんの話だけれど、アメリカでもイギリスでも知名度のない作品だと言う。
びっくりだわ~
脚本・演出のジョン・ケアードさんは日本人の奥さん(この作品の訳詞を手がけている)からこの作品を教えてもらったそう。


2人芝居、派手な演出も、舞台装置もないシンプルなミュージカルなのに、なぜこんなに惹き付けられる?
話自体も明治の末に書かれたものと思わない新鮮さ。

まずはジルーシャ演じる坂本真綾さん。
透明感ある声質とイメージを膨らませてくれる演技力。
いや、演技と言うよりセリフを聞かせる力?
不幸な生い立ちにめげない、明るくたくましく善意に満ちた利発なジルーシャを見事に演じ、歌も上手いし、井上君の伸びやかな声と妙にマッチして。

井上君はお金だけはある、ちょっと偏屈なアメリカの富豪役。
社会事業として孤児のジルーシャの大学資金を援助する。
毎月送られてくる彼女からのウィットに富んだ明るい前向きな手紙に徐々に彼女に惹かれ始め・・・
冒頭は固めの歌声に渋い表情、それが徐々に変化していくさまが歌声の変化と態度で伝わってくる。

「卒業式」や「チャリティ」という曲など、終演後も頭から離れず。
とっても良質のお芝居をみたという、豊かな気持ちにしてくれたお芝居でした。

で、この日嬉しい発表が。
新年早々の再演が決定したとのこと。
2人芝居だから出来ることって井上君が言ってた。


そして、この公演では、「高いチケットを買っていただいている上に、大変心苦しいですが、東北の震災でも2000人以上の震災孤児が生まれたそうで、皆さんの力を少しお借りできれば」と「あしなが育英会」への募金を、井上君が長い足を強調して呼びかけていて、井上君の頼みとあればと思うファンも多かったでしょう。
私もそうだけど・・・
この日までで540万近くの募金が集まったそう。
3週間弱の公演期間を考えれば凄いことだ~

この日は、足なが育英会の会長さんも客席にいらしていました。


ダディロングレッグス

2012年09月15日 | 井上芳雄君
「足ながおじさん」の原作を読んだ。
改めて読み返すと、あら~面白いじゃない。

ジルーシャの手紙という形だが、情景がありありと浮かび、彼女の心情だけではなく足ながおじさんの心情も伝わってくるのに夢中になった。
子どもの頃には夢見るシンデレラストーリーに思っていたのだが、実はラブロマンス?
足ながおじさんの実態に近づく辺りは推理小説のようだったり。
久しぶりにドキドキ感を味わった。

そして、お芝居。

場面展開も全くない、出演者は井上君と坂本真綾さんのたった2人。
ダンスもなく、歌とセリフのみ。
それもほとんどジルーシャからの手紙の文面のみ。
普通のミュージカルとは趣が違う。

シンプルなだけに小説と同じように想像力が刺激され、
さらに、ジルーシャの手紙を交互に読むことで、2人の想いが重なり合って、共鳴して、奥行きのある舞台になっていた。
これが、この舞台の魅力ね。

坂本真綾さんは初見だけれど、みずみずしい澄んだ声質がとてもよかった。
声優さんだけあって、セリフが聞き取りやすく、他の人のセリフを挟んだりする時は声質を変えて、私たちのイメージ作りに手を貸してくれた。
2人のハーモニーもばっちり。

このところ、悲恋が多かったから、井上君のハッピーエンドっの舞台っていい。
ダンディな立ち姿にうっとりし、幸せな気持ちで帰宅できました♪





ルドルフ三度

2012年07月28日 | 井上芳雄君
オリンピックの毎日の感動にすっかり観劇ブログがアップできず。

結局、行ってしまいました。3度目のルドルフ。





もう一度観たいと思っていたら、タイムリーなお知らせメール。
ルドルフのチケットの土曜日のディスカウント情報。
S席も安くなっていたけど、A席なんて4000円だって!
このチケットをゲットして。

うふふ・・・行って良かった~
もう、ずっと観ていたいと思わせる舞台です。
観れば観るほど好きになっていく。

2階席でしたが、センター近くで悪くない♪
舞台全体がよくみえて、気にいっている盆やカーテンの使い方、人の動きなどよーくわかりました。
演出家のデビッド・ルヴォー曰く、「リアリズムという名の雑念を全て剥ぎ取り、集中してもらいたいために必要不可欠なものだけを置いた、赤い箱をイメージしたセット」とのこと。

パンフレットの出演者のコメントにルヴォー氏との出会いや指導の仕方や印象的な言葉などを挙げている人が多くて、このルヴォー氏の演出はかなり刺激的だったことがわかる。
彼は日本での仕事も多いようで、いつか観たシアターコクーンでの「人形の家」も彼の演出だった。
その時も、舞台はプロレスのリングのように客席のど真ん中に作られた斬新なものだった。

楽曲もいいので、CD化されないかな。




愛しのルドルフ~

2012年07月24日 | 井上芳雄君

ルドルフが生きていたならば、第一次世界大戦は起こらなかったかもしれないそう。

ウィーンミュージカルを観るようになって、ヨーロッパの歴史に関心がいくようになったけど難しい。
違う人なのに同じ名前の人が時代を超えて出てきたり、国を超えたりしてややこしい。
それでも、ハプスブルグ家に関しては少し、詳しくなったかな。
マリアテレジア、マリーアントワネットにエリザベートなど有名どころも多い。
ハプスブルグ家って、強い力を持っていたのね~
ヨーロッパのかなりの領土を支配していた時期もあるみたい。


そのハプスブルグ家の後継者だった「ルドルフ」って不倫男。
案外、早めに収束した(マスコミが騒がない)橋下大阪市長と同じ。
しかも、失楽園のように愛人と心中。

一番、男として許せないんだけど、ルドルフって井上君のデビューの役。
何かと、彼に縁のある役柄だから、肩入れしてしまう。

「うたかたの恋」っていう演目もあったりするから、ルドルフは魅力的なお人だったのかもしれない。
今回は、なぜ、マリーとの恋に命をかけたかがかなり強調されていて、「まぁ、仕方なかった」なんて擁護の気持ちもうまれる。
母のエリザベートからの愛情は不足していたし、父との確執は閉塞感いっぱい。


さて、友人と出かけた2回目もたいそう良かった♪

舞台の盆回しや、カーテンの使い方などじっくり観察。
暗転を使わず、スムーズに場面転換がなされていて、緩急つけての人々の動きも良かった。
動きのある舞台を作るために、今回はスケートの場面は必要だったのかな。

この演目はワールドホーンの名曲が多いけど、一番のお気に入りは「未来への道」(以前は未来への階段ってタイトル)。
気持ちが晴々するけど、ルドルフの未来を考えると切なくもある。

それから、マリーとのデェット曲がすばらしい。
和音美桜さんの歌唱力もさることながら、二人の声の相性がいいのか、ぞくぞくさせるナンバー。

そして、今も耳から離れないのが、妻のステファニー役吉沢梨絵さんの歌。
女としてルドルフに自分の方を向いてと欲しいという気持ちに、皇太子の妻として立場を守らなくてはならないプライドが混ざり合って、感情を込めた歌は大変、印象深い。

もう1回行きたいけど、無理だろうなぁ




ルドルフ ザ・ラスト・キス

2012年07月07日 | 井上芳雄君
待望の井上君の歌声、堪能しました~

「ルドルフ ザ・ラスト・キス」@帝劇

4年前の「ルドルフ」の再演。
ただし、今回の演出はウィーン版を手がけたイギリス人のデヴィッド・ルヴォー氏。
同じ作品なのに、前回の宮本亜門演出とはだいぶ印象が違う。
演出家で伝えたいことも伝え方もこんなに変わるものかとびっくり。

映画やバレエ、宝塚の舞台にもなった、19世紀末オーストリア=ハンガリー帝国の皇太子ルドルフ(井上芳雄くん)と、男爵令嬢マリー・ヴェッツェラ(和音美桜(かずねみおう)さん)の心中事件をモチーフにした作品だが、色っぽさが増大。
ルヴォー氏の好みね~
「キスシーンが多いですね」ってファンの指摘に「演出家がイギリス人ですから」って井上君も答えていたわ。

前作品はルドルフの苦悩が前面に出てとても息苦しかったのを覚えているけど、今回はマリーへのどうしようもない思いがかなり強調されています。ラブシーンが激しい@@@

が、ルヴォー氏の演出は美しい絵画を見ているよう~
深紅のヴェルヴェットのような背景に、二重盆をうまく利用した動きのある場面、天井からつり下がるドレープたっぷりカーテンがくるくる回り、階段付きの橋の大きなセットが効果的に使われて、とてもスタイリッシュな舞台構成。
ただ、衣装と最後のシーンは宮本亜門演出の方が好みかな。


井上君の歌声はますます伸びやかで、和音美桜さんのきれいな声は安定していて、久しぶりの一路真輝さんの歌声も健在。
父役の村井國夫さんに、オーストリア首相の坂元健児さんなど、皆さん歌の上手い人たちなので安心して楽しめました♪
苦戦していたローラースケートの場面はちょっと緊張してみてしまいましたが、そつなくこなしていて良かった~


そして、この日は井上君のお誕生日。
カテコ2回目の後、幕が閉まって、何もないの?と思っていたら、オケのハッピーバースディのメロディーが流れ、客席全体で合唱。
井上君に「お誕生日おめでとう」と言えた。
あー幸せだ~

ルドルフトークショー

2012年06月21日 | 井上芳雄君



このパネルのイケメンぞろいの生ルドルフ4人が帝劇に集合。
絵になります~
並ぶと、180cmの井上君が小さく見えるぐらい。

今日は新旧交えてのルドルフトークショーイベントでした。

帝劇で現在上演中の「エリザベート」に出演のルドルフ3人と、その後の7月公演の「ルドルフ」の主役井上芳雄君とのルドルフつながりで。
東宝の商魂たくましきイベントですが、ファンとしては嬉しい企画(術中にはまったとも言えるけど)

ダメもとで応募したら、嬉しいことに当選~

まずは井上君1人で登場し、7月からの「ルドルフ」のことを話す。
この日もお稽古場から駆けつけたようで、かなりハードな日々だそう。
今回、同じ脚本だけど、演出家も変わり、初演時より脚本も練られて(浦井君の役はなくなったり)、歌の並びが変わったりとまるで違う作品のようだと。さらに、キャストも井上君以外は総入れ替わり。

で、今回一番大変なのは前回なかったローラスケートをすべるシーンがあるそうで、全く始めてのローラースケートに苦戦の模様。
相手役のマリーと必死で運命共同体のように滑っていると、その後のラブシーンが妙にしっくりいくんだとか。
本番の腕前が楽しみだ~

その後、現ルドルフ3人が登場。
ミュージカル役者の登竜門的役柄なだけに、容姿端麗な3人。
エリザの中のルドルフは出番は少ないけど、目立つ、大事な役柄です。

初々しい緊張しまくっている3人に、いつもの調子の井上君の毒舌。
井上君自身が初めてルドルフでデビューした当時は、ついこの間までずぶの素人だったのに、一躍注目され急に全く世界が変わって戸惑ったこと。
公演期間が長いと、その間に生じるカンパニーの不協和音や、モチベーションを保つ精神力の強さがかなり必要だとか、ダブルやトリプルキャストだと男性は仲間意識が芽生えるけど、女性の場合は・・・・なんて裏話も。

役者としての葛藤や演技の難しさなど、お客様に対して話すことではありませんがと、普段はあまり聞けない事を話してくれました。

今回もいろいろ毒をはいていたけど、座長としての気配りも相当していることも知っていますよ~

さぁ、もうすぐ「ルドルフ ザラストキス」が始まる~
久しぶりの井上君の歌声にわくわくするわ







「宮沢賢治が伝えること」@世田谷パブリックシアター

2012年06月03日 | 井上芳雄君

シーンとした空間にマリンバの透き通る音。
舞台には段田安則さんと蒼井優ちゃんに井上芳雄君。
その3人が宮沢賢治を読む。

栗山民也演出。

注文の多い料理店 序
春と修羅 序
林と思想
注文の多い料理店
何と云はれても
よだかの星
春と修羅
永訣の朝
短歌
雨ニモマケズ
稲作挿話
ポラーノの広場より
報告



旬の錚々たる俳優たち38人が3人組で宮沢賢治を読むという朗読会。
3人の組み合わせで雰囲気もだいぶ違っただろうと思われるが、今日は蒼井優ちゃんの情感のこもった声と段田さんの張りのある力強い声。この2人の力量に感動。
そして、そのレベルにはまだまだだけど、井上君のやや緊張ぎみの真面目な読み方も悪くはなかった(ファンびいき~)

目を閉じてじっくり聞いていると賢治の世界が広がる。
マリンバの音がその世界を豊かなものにし、言葉から放たれる力に驚く。

よだかの星は小学生の時の学芸会の記憶がよみがえり、注文の多い料理店は今回の朗読で内容の楽しさを知り、雨ニモマケズは震災と重なった。

「ホメラレモセズ クニモサレズ ソウイウモノニワタシハナリタイ」

賢治の欲のなさ、回りへの慈悲深さにただ恐れ入るのみ。


「哀しみや苦しみ、そして喜びのときも、私たち日本人にいつも寄り添ってきた「賢治の言葉」の数々を、38人の舞台人の声に乗せ、劇場空間に解き放す。
宮沢賢治の言葉で東北の大地や夜空へ誘い、その言葉の持つエネルギーを浴びた観客が鎮魂と復興協力への新たな誓いにつながるならば幸い」とはパンフレットの冒頭の主催者のあいさつです。