tarpin翁のスローライフ

福井県奥越地方、季節のたより、ガーディニングなど、
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6月「早朝座禅会」に参加。

2015年06月21日 | 坐禅会

入梅した当地は、今朝も雨降り。

読経と6時の梵鐘、

禅堂へ戻られた老師、全員の後ろを回られ、姿勢の点検。

心していたせいか、今回は直されることは無かった(始めて)。

 

立禅のごとく、お立ちのままで、

今朝のお話が始まった。

 

私が薦める坐禅を業ずる人は、と前置きされ、

「道元禅師様が示される坐禅とは」。

  1. まず「正身端坐」して、かまえをしっかり整えなさい

構えの整え方は、まず、足を組む、次に背骨を立てる、へその下を少し前へ出すようを入れる、耳と肩と対し、鼻と臍を対しめん。

唇歯相つけ、口ビルを結び少し力を入れる、舌上あごに掛けて、

目は須辛く常に開くべし、目を閉じてはいけない、

あけた目はこの姿勢でよいのか

点検する。

 

ここまでできたら、一度ひざを崩し、大あくびを2~3回繰り返す。

ここで再び、元の姿勢に戻る。

 

こうしたときの動作は、「兀兀(ごつごつ)」として

ゆっくりと確認してから動作する。

「この不思量底を思量せよ」外の事を考えず、

自分のかまえのみ確認しつつまっすぐに座る、まっすぐに座ると、心もまっすぐになる。

 

道元禅師様の座禅は「正身端坐して、かまえをしっかり整えなさい」が第一の呼びかけ

 

2.しかる後、「調息」に心を致すべし。

「鼻息かすかに通じ」すなわち息は口でなく

鼻からのみで行い、隣の人に悟られないような静かさ、抗えず、長からず、短からず、喚急きびしからず。

意図的な動作でなく、自然に息を吐く、「息するとは生きている証」、

その呼吸を「生きていながら、生かされている」と言う感覚を知る。

これの繰り返しは、ただそれのみに徹する「一行三昧」。

こうした考えで日常の社会生活に戻ったとき、色色な問題に対しても

一生懸命「一行三昧」する。

 

「このとき命の輝きを知り、歓びを知ることができる、

自分の命の輝きは、取り巻く他人に光を与える社会ができる、

こんなことを目指しなさい」(仏陀の慈悲の教え)

 

今自分が、どんな呼吸しているかを感じながら

緒縁を放捨し万事を休息して」

無我の世界を楽しんでください、

そして、すべからく回向返照の退歩を学すべし」。

と老師は結ばれた。

 

外は、明るいが、久々の坐禅中の雨、

雨だれと時に朝ガラスの声、後は、静寂。静寂。

 

小鐘1つで終了。

(何故かいつもと違う鐘、音まで違っていました。)

 

思いなしか、今日の老師の話は力が入り、

座の時間はいつもの10分越え。

 

 


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