今週末24・25日の「勝山左義長まつり」本番へ向け、
「12の左義長櫓を持つ地区」では、その準備に追われています、
市街地の道路除雪もほぼ終わり、なんとなくあわただしそう。
一番最初、市民の目につく「三色短冊」飾り、
今日あたりは全町中に、たなびくことでしょう。
小雪の中、年番と言われる当番の短冊吊り作業。
この日が終わるまで、
各家の正月しめ縄はかざられたまま、もう5日・・・・。
「勝山左義長祭り」は、
幕藩地代からの伝承の祭り、基本、神事行事なのです。
祀りのご神体は「歳徳神(としとくしん)」その歳の初めに祭る神様、
五穀豊穣を願う神様です、この前に「生木の松飾り」があり
ここに「三角形の火打ち袋」を吊り下げる、
すなわち「火防の神様」をも祀っています。
勝山は幕藩時代から数回の大火に襲われ、
明治29年には旧町の80%が消失するなど、
火防を願う思いが強くなり
「左義長」祭りも盛大になってきたとも云われています。
左義長櫓の上で、お酒に酔った若い衆が、
「女の長襦袢を着て、芸者(昭和30年代には30人も居た)の三味に合わせて
躍りまくる」というもの、このため奇祭とも。
お殿様にも認められた無礼講のお祭り。
今は、芸者衆の変わりにPTAのお母さんたち、お酒に酔った若い衆は
小中学生の子供達に代わっています。
(本番には、取材に務めてご報告します)。