当地の日の出は、もう午前4時50分、
夏至から冬に向かって、
一日1分づづ短くなって行くのです。
月1回同じ時間に始まるこの会は、
季節に関係なく午前6時から座に着くのです。
一日の移ろいを走馬灯のように、
変化を感じる面白さがあります。
この時期の早起きは、何の苦もなくすがすがしい。
今日の座中の話題は、別の日にして
「なぜ私がこの禅堂での坐禅か」。
少し聞いてください。
かねがね、わたしは本来無宗教、それでもご先祖を祀り、
神社仏閣では必ず、お賽銭・手を合わせます。
先祖の菩提寺は、「浄土真宗」、この坐禅会は永平寺直末寺であり「曹洞宗」。
そうした宗派に関係なく坐禅7年目には入る、
わが師「義宣寺老師」は、先生を卒業後、
曹洞宗大本山「永平寺」にお務め、若き雲水さんたちの教育係りであられた。
当然、教科の中での「坐禅」や「食事のしきたり」は
「曹洞宗の正規の方法」であるはず、
すなわち、正規の方法なのです。
TVやものの本では、座り方ひとつにしてもいろいろ、
それぞれの師による方法なので、間違いでないハス゛。
されど私が習ったのは
「曹洞宗の正規の方法」ですから、
その師に教えを請ううれしさ。
これで、私の坐禅会への参禅は続いているのです。
今日も正面に「
いろはうた」のお軸、
座後の1采と「
塩粥」は老師夫人の肝いり、
一日のスタートが引き締まります。
そしてヘルシーかも。