エクセルが復活した！

　パソコン上で奇跡が起こった。この１か月ほど故障したまま放置していたエクセルが、いつの間にかその機能を回復した。もうダメかと思っていただけに、摩訶不思議。
　エクセルは、毎日、血圧測定値を記録するために使用している。手帳型のノートに記録するより便利で、すでに３年目に入っている。自分の血圧の平均値がいつも年ごとに算出され、今年のそれにはその日の想定値が即座に反映される。
　その他、いくつかのデータベースをエクセルで作成している。エクセルが機能しなくなることは、それらを再生することすら当面は不可能になってしまう。パソコン自体が寿命に近づいているので、エクセルをインスト－ルしなおすより、パソコンを買い換えるほうが賢明だと思っていた。このたび、エクセルが復活したことにより、パソコン自体の寿命もすこし延びたことになる。
　
　ずっとむかし、パソコンをはじめて買うことになったとき、初期設定のソフトとして一太郎とエクセルを所望した。すると店の人から、「一太郎とロータス」「ワードとエクセル」の組み合わせしかありませんといわれた。それぞれのソフトをつくっているメーカーのことまで頭になく、日本語ワープロソフトとしては一太郎の使いよさが優れていたし、表計算ソフトはエクセルにかぎると思っていた。だからその後はマイクロソフト社の製品を買いながら、ジャズトシステムの一太郎を別に買ってインストールして使っていた。ワードが進化してその必要はいくらか薄らいだが、日本語入力や漢字変換についてはやはりまだ一太郎についているATOKが優れている。入力を間違ったときに、すぐにもとに戻すことができる使いよさは、ワードに付属するIMEにはない。
　そういえば、ロータスの声を聞かなくなった。いまも存在するのだろうか。