写真は兵庫県上郡町の実家まえの風景。田園がひろがっている。実家から150メートル先にJR山陽本線が走る。
水田には草がまじって生えている。草を抜かない農法を採用しているらしい。昔と違って脱穀機の性能がよくなり、雑草と穀類をきちんと識別するのだろうか。
5歳までここで暮らした。ボンネットバスが走っていて、バスには車掌が乗り、切符を切ったり、乗客に次のバス停をアナウンスしたり、バスがバックするときにはバスの後ろに回り、運転手に「オーライ、オーライ」などと声で知らせたり、笛を吹いたりしていた。その神姫バスはいまも変わらず営業しているが、この路線はもう何十年もまえに廃止している。
このたびJRが上郡駅無人化に踏み切った。姫路方面から来る下り列車が基本的に相生から赤穂線へ入っていくようになってもう久しい。山陽本線とは名ばかりで、兵庫県最西端の駅としての誇りもなくなったようだ。ただし上郡駅が鳥取方面へ向かう智頭急行線の起点駅であることは変わらない。
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