新・日曜炭焼き人の日記

炭遊舎のホームページで書いていた「日曜炭焼き人の日記」を引きついで書いていきます。

クルミ割り初体験

2017年03月19日 | 日記

 昨秋、拾い集めたクルミが数百個たまっている。十分に乾燥させてあるが、どう処理したものかと思いあぐねていた。
 クルミを金槌でたたくと殻も実も粉々になり、実をきれいな形で取りだすことができない。
 今回、私がとった方法は以下のとおり。
 クルミを殻ごと一晩、水につける。翌日、水からだして水を切り、フライパンにのせて弱火で煎る。殻に焦げ目ができるぐらいまで煎ると、殻の合わせ目が開いてくる。ほどよく冷めたところで、殻の合わせ目に鉈の刃をあて、鉈の頭を金槌でたたく。これで難なくきれいに殻が二つに割れ、実も二つに割れる。
 ネットでクルミの割りかたを調べ、手元にある道具だけでできる方法がこれだった。ホームセンターでクルミ割り器を見つけて買おうとしたことがある。ペンチのような形の道具で、てこの原理を利用して固い殻を割る方式のようだった。ところが説明を読むと西洋ぐるみなら割れるが、和ぐるみは固すぎてその道具では割れない、とはっきり書いてある。和ぐるみはたしかに固い。金槌でたたこうとしても、割れるまえに押さえている手からはじけ飛んでしまう。
 そこでくるみを手で押さえやすくするための方法を考案した。厚さ2センチの板きれの中央部にクルミの下4分の1程度がおさまる穴を開けることだった。この穴へ入れれば、手で軽く押さえるだけでクルミは安定する。金槌でたたいたときにはじけ飛んでしまうことを避けられる。百個あまりのクルミを1時間ほどで割ることができた。
 これはたいへんな考案だったとわれながら自慢できる。板に小さな穴をひとつ開けるだけの簡単なことなのに、ネット上にはこの種の考案は見あたらない。ひょっとして特許を申請できるのでは、と思ったりもした。穴を開ける道具は、私がいつも文字彫りに使っている電動のトリマーだ。板の表面にあてるだけで、穴を開けることができる。
 あとは割った殻から実をいかにして取りだすか。どうしても粉かフレーク状になってしまう。クルミの実としてのあの馬蹄形のような独特の形を残すことはきわめて難しい。しかも実がぱりっとしていない。いつも食べている買ったクルミの実のようにはならないものか。
 




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