新・日曜炭焼き人の日記

炭遊舎のホームページで書いていた「日曜炭焼き人の日記」を引きついで書いていきます。

菜の花畑にかかし

2020年02月26日 | 日記

 兵庫県たつの市御津にある綾部山梅林へいった。七分咲きだった。以前から梅の名所として名高いが、いまは「世界の梅公園」と改名している。パンフレットによれば、全19種類の梅があり、13種類が日本産、4種類が中国産、残り2種類が台湾産になっている。つまり東洋圏というか、中国圏と日本だけだ、梅は中国原産で台湾、日本へ伝えられたものという仮説を裏づけるかのような植林状態だった。梅にウグイスということばどおり、ウグイスが梅の花に群がっていた。鳴き声は聞かなかったがウグイスだったに違いない。やはりウグイスは世にいわれるウグイス色ばかりではないのだな、と思ったしだい。
 帰り道、梅林の西側を新舞子浜方面へドライブしていると、黄色い菜の花畑にさしかかった。これだけ広い面積を鮮やかな黄色でおおい、ドライブ客を楽しませてくれる地元の人たちのおもてなし精神に感心し、感謝の気持ちになっていたところへ、かかしが目に飛び込んできた。道ばたに3体のかかしが、野良仕事の手を休めているなにげない風景を人形で再現している。心を和ませながら車を進めていると、さらに次のかかしが待っている。次から次へとみななにげない農家の一風景を再現している。すっかりかかしの虜になってしまう。極めつけは上の写真だった。両親が畑仕事をしているそばで子どもが遊びながらも畑仕事を観察している。笑いながら写真に収めたものだった。