新・日曜炭焼き人の日記

炭遊舎のホームページで書いていた「日曜炭焼き人の日記」を引きついで書いていきます。

不穏な季節

2020年02月05日 | 日記

 節分、立春がすぎて、すっかり春めいてきた。日影原の福寿草を見にいった。イノシシに掘り返されて大部分はだめになったが、残っているものは今年も健気に花開いていた。
 
 電車に乗るときはマスクをしている。そのマスクがスーパーからもドラッグストアからも消えた。少なくとも上野原地区と八王子駅周辺の店ではマスクの棚が空になり、「入荷の予定は未定」である旨の貼り紙がしてある。ないと余計に欲しくなる。これまで使ってきたマスクはほとんどがmade in Chinaだった。これから入荷するものも中国製だろうか。
 1970年代トイレットペーパーがなくなった時期があった。1990年代、国産米がなくなった。東日本大震災後にはガソリンが品薄になって不便を感じた。今回のマスク騒動は新型コロナ・ウィルスが収束するまでつづきそうだ。
 その新型コロナ・ウィルスについて。人類はさまざまな新型ウィルスに侵され、淘汰されてきた。ヨーロッパが大航海時代といわれる時代にさしかかっていたころ、中米ではヨーロッパ人がもたらした病原菌で多くの人が亡くなっている。ヨーロッパの諸都市ではペストが蔓延し、人口が3分の1になった都市があった。1980年代にはアフリカからもたらされたとされるエイズ・ウィルスが致死のウィルスとして脚光を浴びた。
 はたして新型コロナ・ウィルスもこの種のウィルスとして蔓延し、歴史に名を残すのだろうか。