新・日曜炭焼き人の日記

炭遊舎のホームページで書いていた「日曜炭焼き人の日記」を引きついで書いていきます。

台風19号に思う

2019年10月14日 | 日記

 台風19号による被害は、旧藤野地域にあるわが家にはありませんでしたが、いまのところ中央自動車道もJR中央線も不通になっています。国道20号(旧甲州街道)はたぶん通行できるのでしょうが、渋滞は避けられませんから、いま八王子方面へは出られません。少々不満を感じますが、河川氾濫の被害に遭われた人たちのことを思えば、贅沢を言っていられません。
 千曲川の堤防決壊箇所は8月に訪れたあたりであり、少しは土地勘があります。長野市内から千曲川ぞいに走り、小布施町へと向かいました。千曲川という名前は「曲がりくねった川」の意味でしょうか。そうだとしたら、むかしから氾濫を繰り返していても不思議ではありません。元大阪市長、大阪府知事を務めた橋下徹さんが、きのうテレビでこんなことを言っていました。下流の大都市で川が氾濫することを防ぐために中流で氾濫させるシビアな施策を行政がとることがある、と。このような行政の施策を住民は理解しておくことが必要です。千曲川が新潟へ入ると信濃川になりますから、下流の大都市とはこの場合、新潟を指します。長野で堤防が決壊すれば新潟の街はまもられます。
 武蔵小杉駅前のタワーマンション1階部分が汚水に浸かっているとか。日本一住みたい街だったのに、これでは土地の評価が下がるでしょうね。それでも都心のマンションに住んでいれば、台風には強いはずです。治水対策を進めるよりも、住居のマンション化を推し進める方が災害対策には強く、実現が早いかもしれません。