20年近く使ったわが家の冷蔵庫がとつぜん機能を停止した。ご臨終! たいへんだ。しかしこの時期でよかった。この時期、冷蔵庫はほんとうに必要なのだろうか。
きょうの外気温は日中で9度、朝がたはマイナス2度まで下がっていた。食品が腐るほどの気温ではないから、保管したい食品を屋外へ出しておけばよい。鳥獣の餌にしたくなければ、なにか枠をこしらえればよい。冷凍食品の保管はどうか。朝方は氷が張るほど冷えるのだから屋外へ出しておけば十分に凍る。昼間はいったん溶けるが明くる朝また凍る。それでよいではないか。
冬の間、冷蔵庫を使わなければ電気の消費量はかなり減る。むかしの生活に戻ることができるうえ、電気代の節約にもなる。
幼いころは電気冷蔵庫などなかった。小学生ぐらいになると夏場は毎日売りに来る一貫目の氷を上の壇に入れて小さな空間を冷やすアイスボックスを使うようになった。おかずの残りものを入れる箱だった。懐かしいな。
冷蔵庫がなくなると、私にとって困ることは、水割り用の氷が作れないことだ。夕方になって水割りが飲めないと一日が終えられないので、さっそく代わりの冷蔵庫を買いに行った。