新・日曜炭焼き人の日記

炭遊舎のホームページで書いていた「日曜炭焼き人の日記」を引きついで書いていきます。

窯底と天井

2015年03月14日 | 日記

 がるでんの窯を使用するうえでの注意をもうすこし書いておきます。
 窯底は手前から奥にかけてゆるやかに下っています。いちばん奥の中央下部には煙突穴がありますから気流や水分がそこへ向かっていくようになっています。炭が焼きあがって取りだしたあとに窯底をきれいにしようとガラをかき集めているとつい窯底の土まですくいだしてしまい、それをくり返すうちに中央部がへこんでしまいます。窯底の形状がかわらない程度にそうじをしましょう。
 窯でいちばんもろい部分は天井です。炭材をつめるときに隙間なくつめようとするためについ天井にふれてしまいます。すると天井の土がぼろぼろっと落ちてきます。がんるでんの窯は2006年10月につくりかえました。1999年にはじめて窯をつくってから7年で天井がくずれました。2006年につくりかえたときにはセメントを少々混ぜましたから9年たってもまだ十分に使えますが、やはり窯のアキレス腱は天井にあるといわざるをえません。大切に使いましょう。