千里徒然

大阪吹田 暇人写真日記

かに星雲 M1

2019-12-30 21:40:37 | 望遠鏡・カメラ

おうし座のカニ星雲 M1。

二晩かけて撮影です。

所有する40cm反射で観望してみても、フィラメント構造はよくわからず、ボーとした佐渡島状の光芒が見えるだけ。

もっと空が暗い場所でないとあかんのか、それと口径不足も???

2019-12-28&29  GS200RC, EOS6D改, ISO3200 3min x 88, 小豆島 トリミングあり


しし座M66

2019-12-28 18:28:21 | 望遠鏡・カメラ

昨夜は予想外に一晩中晴れ間が拡がり、長時間撮影、観望できました。

ドブソニアンの結露対策ですが、まずは斜鏡の結露対策のヒーター電源として購入した大容量モバイルバッテリー(10000mAh)を試したところ、一晩中斜鏡の結露は防止でき、まだ残量が半分ほどありました。

主鏡の方、試しに望遠鏡に付属のファンを回し続けたところ、2~3時間ほどして変なにおいが漂ってきた。ファンの電気回路が焼け切れたみたいで、ファンの使用は取りやめ。

4時間ほどして、主鏡の端の方から曇り始めてきたので、とりあえずはヘアードライヤーの熱風でくもりを取ってみた。また、できるだけ主鏡ボックスに外気が入ってこないよう、ボックスの隙間をできるだけ塞いでみた(運搬用に持ち手の部分が空いている箇所を塞ぐ)。シュラウドも取り付けてあります。

これで、今回は朝方までどうにか主鏡が曇ることはなく、一応の効果はありました。

アイピースはすぐに曇るけど、アイピースはしょっちゅう取り換えが必要なので、アイピース用のヒーターを作っても面倒になりそうで、これはその都度ヘアードライヤーを使うことで対処ということになりそうです。

 

さて、昨夜の撮影分より1枚。

しし座トリオを撮影した画像より、M66をトリミングしたもの。

2019-12-28&29  GS200RC, EOS6D改, ISO3200 3min x77, 小豆島 トリミングあり

翌日も撮影し、画像追加。画像処理やり直して、写真入れ替え


小豆島沖の浮島現象

2019-12-26 14:38:23 | 小豆島・旅

この季節の瀬戸内海では浮島現象(一種の蜃気楼)がよくみられます。

この日の小豆島沖でも対岸の岡山の海岸方面をみると、海水面と陸(空)の境目に浮島現象が見られました。

海水面近くの物体が間延びしているように映ります。

 

2019-12-24 小豆島長浜海岸にて BORG71FL+13mmアイピースの像をスマホ撮影


養殖ノリ場のブイが宙に浮いています。


沖を航行中の船。船体下部が縦に間延びしてます。上下対象の模様になっている部分の下部分が蜃気楼。


40cmドブソニアンの斜鏡用ヒーター製作

2019-12-25 15:07:58 | 望遠鏡・カメラ

40cmドブソニアンを実家の裏庭で使ってますが、結露に悩まされております。
風のない夜などは斜鏡やアイピースがみるみるうちに曇っていきます。ひどいときには主鏡まで。

実は昨夜も夜半過ぎから主鏡が曇りだしました。

そのつど、ヘアードライヤーの温風で曇りを取ってますが、せめて斜鏡ぐらいはヒーターを付けて常時結露なしを保たせようと、ヒーターを自作してみました。

yodobashi.comでニクロム線(200w)と絶縁用の熱収縮チューブを、近所のDIY店で圧着スリーブを購入。総費用は500円ほど。

その他の配線、USBコードなどは手持ちの廃品を利用。

電源はスマホ充電用のモバイルバッテリーを使用予定。

ニクロム線をどのように斜鏡に取り付けるか迷ったが、たまたま斜鏡の周囲に斜鏡を取り付けている金具との間に線を押し込めそうな隙間があったので、そこに巻き付けました。

筒外への配線は斜鏡支持金具横にビニールテープでべたべたと貼り付け。

今回は急ごしらえで作ったので、見栄えが今一つよくない。まだ大容量のモバイルバッテリーを持っていないので、どれぐらい効果が持続するかが確認できていない。うまくいくようであれば作り直しするかも。

けど、斜鏡はうまくいったとしても、主鏡の結露対策には妙案なし。

裏庭観望であればヘアドライヤーの手(ただし、適用後しばらくは星像が乱れて観望不可)があるが、遠征時にはどうするか?
やっぱり遠征時にもヘアドライヤーとそれ用のバッテリーを持参せにゃならんのか。。。


賞月観星のアイピースの値下げとユーザー特別サービスの知らせ

2019-12-11 12:44:15 | 望遠鏡・カメラ

賞月観星のアイピースの値下げが発表されましたね。
http://blog.livedoor.jp/forrest1437/archives/81630970.html

元値が高かった超広角のXWAシリーズでは2割かそれ以上の値下げになってます。

注目は、上記お知らせの最後に記載されていた「感謝サービス」の案内。

「既に旧値段で賞月観星の接眼レンズの購入履歴をお持ちのお客様につきまして、申し訳ない気持ちで一回だけの良いサービスを提供させていただきます。」とありました。

多分賞月観星アイピースを旧価格で購入したユーザーは特別価格でアイピースが購入できるのだろうと、メールで問い合わせてみました。

新価格の1割程度の割引ぐらいで提供してもらえるのかと思いきや、なんと新価格の3割引きで送料無料とのびっくりするような返事。

最初は安価なSWA32mmあたりを追加購入しようと思っとたんですが、こりゃこの機会に高価格のアイピースを買わん手はないなと、XWA13mm(100°)を発注しました。

前にXWA20mm(100°)を購入していたので、超広角高性能アイピースが20mm,13mmの2つ揃うことになりました。

賞月観星さんからのクリスマスプレゼントみたいなもんやね。

BORG71FLで地上の景色を眺めてみましたが、やはり100°の超広角は迫力あります。


Explore Scientific 16-inch Truss Tube Dobsonian

2019-12-06 16:50:05 | 望遠鏡・カメラ

この夏に海外のショップより購入したExplore Scientific製 16インチのドブソニアン、組み立てや操作に慣れてきて、 ようやくどうにか使えこなせるようになってきました。

この望遠鏡、持ち運びや収納性、光軸調整の操作性などに優れていそうで、しかも比較的安価なことから、昨年あたりから目を付けておりました。

しかし、ネット情報や仕様からみて、改良、改造が必要そうな箇所があって、購入を躊躇してました。

1)接眼筒の取り付け位置が一般的な反射望遠鏡とは逆の位置に付いていること。したがって、ファインダーは左目で覗く位置に取り付けられている。私の利き目が右眼(左は弱視)なので、このままでは不便。一般的な位置への変更が必須。

2) 付属のファインダーはネット情報から、おもちゃのようなドットファインダーであるらしい。

 

まあ、なんとかなるやろと、楽観的な思考で購入に踏み切りました。ほしいと思たときに手にいれんとね。

届いた製品をみると、やはり付属のファインダーはプラステック性のお粗末なグラグラしたドットファインダーでした。しかも、アリミゾが特殊なもの(Explore Scientific独自?)でファインダーだけを市場に出回っている標準品に交換することもままならず。

 

購入後の対応:

・接眼筒は鏡筒への取り付けのベースの部分はそのままで、180度向きを変更できる仕様でありました。よって、接眼筒は特に加工は必要なし。

・ファインダー台座ごと標準的なアリミゾのドットファインダーに交換

・右目で覗けるよう、接眼筒の右側にファインダー台座を取り付けるため、トップリングにアルミ板を新たにねじ止め。購入したばかりの望遠鏡のトップリングにドリルで穴を空けるのは少々ためらいましたがな。

そのほかの改良は、遮光用のシュラウド作成(オプションで純正品も買えるけど結構な値がついているもんで)、主鏡部分の保護用のカバー板作成ですかな。

 

組み立ての容易さを考慮し、すべてバラバラにするのではなく、ネジ類の取り外しは最低限にして、付けておける部品はそのままにしておき、通常は以下の4点で保管することとしてます。

・トップリング

・トラス棒

・ロッカーボックス

・ベース

これにより、組み立てに要する時間は5~6分ほど(光軸調整は除く)で済みます。

光軸修正装置もよく考えられていて、斜鏡の光軸修正機構は優れものです。主鏡の方も専用の棒を使って前側から操作するようになっていて、接眼部を覗きながらの操作が可能。


ロッカーボックス(主鏡が入っている箱)には専用のカウンターウエイトが取り付けられます。


斜鏡の光軸修正機構は独特。横向きに行う。大きなノブが付いており、回しやすい。


付属していたファインダーはベース毎取り外しました(接眼筒の左側の4つ穴が空いてある場所)。
代わりに接眼筒の右側にアルミ板を取り付け、ましなファインダーを取り付けてあります(とはいっても、AliExperessで1000円ほどの安物のドットファインダーですが)。 

 

2019-12-7画像追加

元々はこのように接眼部は望遠鏡の右側に付いてある。左目が利き目の人には問題ないんですがね。

遮光用のシュラウドを付けたところ。カウンターウエイトも付けた状態。