千里徒然

大阪吹田 暇人写真日記

おおぐま座M82銀河

2018-01-31 20:20:20 | 望遠鏡・カメラ

先日載せたM82の画像処理をやり直しました。

銀河内の複雑な模様を際立たせられないかと、Sharp処理を追加してみました。トリミングして強拡大してます。

 

Orion D200mm f/8反射(RC)+Flattner Lens +Sky-Watcher EQ8赤道儀 + ASI071MC-Pro(-20℃) Gain 240、3m x 12, 2018-1-13 小豆島にて


バラ星雲

2018-01-29 22:35:33 | 望遠鏡・カメラ

いっかくじゅう座のバラ星雲です。

10cm, F6.5屈折にレデューサーを付け、天体改造EOS KissX5で撮影。

レデューサーを使うと周辺減光が目立つので、FlatAideで最終処理してあります。

 

SharpStar 107h+x0.75 Reducer Lens +Sky-Watcher EQ8赤道儀 + Eos Kiss X5天体改造, ISO 1600, 3m x 16, 2018-1-13 


こちらはFlatAide処理前の画像


思い出の望遠鏡 自転車赤道儀

2018-01-25 17:42:02 | 望遠鏡・カメラ

中学2年の時に、本屋で天文ガイドなるものを見つけてから天文に興味を持つようになりました。

すぐに天体望遠鏡を覗いてみたくなり、通販でスリービーチ光学より4cm、F20の対物レンズ(セル、フード付き)と接眼レンズを購入し、塩ビパイプの鏡筒、オール木製の架台、三脚で望遠鏡を組み立てたのが初めての望遠鏡でした。

それまで天体望遠鏡というものをみたことがなく、それで初めて覗いた月、土星には感激しました。

中3になって、天文誌で自転車の部品を使って赤道儀を製作している自作記事を読んで、自分も作ってみようと思い立ち、中3の2学期の途中から3学期にかけてはその作業に没頭しました。溶接だけは近所の鉄工所にお願いしましたが、それ以外の加工は自分でやりました。

参考にした自作記事、天文ガイドだったと記憶していたのですが、この前天体望遠鏡博物館の図書室で該当する1970年ごろの天文ガイドを探してみたのですが、記事を見つけることはできませんでした。

1970年の秋に製作を開始しているので、その自作記事は1970年の天文誌のはずなのですが、もしご存知の方がおられたら教えて下さい。

 

赤経軸:ハンドル軸

赤緯軸:クランク

赤経、赤緯のタンジェントスクリュー軸: 前輪、後輪のハブ軸 (軸の支えも自転車のフレームを利用)

赤緯軸からタンジェントスクリューへのバー:クランク軸

マッチプレート:歯車(チェーンリング) 穴がいっぱい空いてあるので、部品の取り付けは自在でした。

自転車以外の部品も、身近にあった部品を利用。

微動ハンドルは水道管用のもの。バランスウエイトは空き缶にバランスウエイト軸となるボルトを通してから鉛を溶かして入れ、冷えてからボルトを抜き取って作成。

架台部分はわりとしっかりしたものができあがったのですが、三脚との接続部分がうまい方法を思いつかず、厚手の合板でどうにか繋げただけのもの。揺れに弱く、そこが少し不満でした。

残念ながら、この赤道儀は残っていない。


ASI071MC-Pro + SharpStar 107による銀河・星雲

2018-01-21 15:12:40 | 望遠鏡・カメラ

SkyWatcher EQ8赤道儀にはリッチークレチアン20cmF8反射とSharpStar 107h 107mmF6.5屈折の2台を載せてます。

今回はそのSharpStar屈折を使ってASI071MC-Proによる撮像です。

一般的な反射系と違って、屈折では輝星の周りに光条が出ていないので、自然な感じがします。

 

SharpStar 107h+Flattner Lens +Sky-Watcher EQ8赤道儀 + ASI071MC-Pro(-20℃) Gain 240

2018-1-14~15


しし座トリオ(M65,M66,NGC3628)  3minx12,合計36min


M81,M82(おおぐま座) 3minx12,合計36min


マルカリアンの銀河鎖(おとめ座)  3minx16,合計48min


M31(アンドロメダ座) 3minx20,合計60min


M42(オリオン座) 3minx12,合計36min


短焦点反射、撮像用として復活

2018-01-19 09:52:38 | 望遠鏡・カメラ

40年ぶりに再メッキした自作10cm短焦点反射鏡、次には赤道儀に載せられるようにアリガタを取り付けられるようにしていた。

アメリカンサイズの接眼レンズを接続するアダプターは何とか工面できたが、接眼部はPENTAXのスクリューマウントのヘリコイド接写リングを流用していたため、そのままでは最近使用しているEOS天体改造カメラが接続できない。SマウントとEOSとの接続リングというのはええやつがなかなか見つかりません。

あったとしても、そんなにすんの? というぐらい高価であったり、光路長が長すぎてピントが合いそうになかったりと、困っていたが、中国のAliExpressのサイトでよさそうなやつを見つけました。

なんと、日本までの送料込みで135円。これやったら、うまくいかんでもあきらめがつくわ、と早速発注。

2週間ほどで届きました。

届いたものを取り付けてみると、ピントが合うっ!

EOSを取り付けて、撮影することができました。本機では相当久しぶりの小宇宙撮影となりました。

 

AliExpressは天体望遠鏡の部品が手ごろな値段で売られてますねえ。今、ガイド撮影用に使っている6cm、F4のファインダーは日本の販売店で売られているものと同じ製品と思われるものが、日本で買うより3割ほど安く買えました。


薄いので、ほとんど光路長を取りません。


SharpStar 10cm屈折を外して、短焦点反射を載せてみました。


M42

トリミングなしなので、周辺にコマは目立ちます。それより、光条があちこちの方向に出ており、気になりますねえ。斜鏡スパイダーの十字に加えて、主鏡抑えに使っている水道用のゴムパッキンの箇所の方向にも光条が出ているようです。


ASI071MC-Pro + RC20cmによる銀河・星雲

2018-01-18 15:45:31 | 望遠鏡・カメラ

先週金曜日から小豆島にいます。毎晩晴れで、絶好の撮影機会です。

ここ1年ほどASI017MC-Coolを使っていましたが、結露はするわ、ゴミが混入するわ、変なノイズが入るわで、どうにも扱いに困っていた。昨年末にASI071MC-Proへの有償アップグレードサービスがあったので、4万円ほどの追い銭となったがサービスを申し込みましたがなあ。このアップグレードサービスを利用した人は大勢いたみたいで、皆さんも困っていたんでしょうね。

ところが、正月休みに試し撮りしてみようとしたら、なんとGain値の設定の上限値が240に下げられているではないですか。

撮像ソフトとしてAstro Photography tool(APT)を利用してますが、Coolでは600まで設定でき、構図合わせやバーティノフマスクでのピント合わせ時にはGainを高めにして利用していた。

それができず、Gain値240では銀河は浮かび上がってこないわ、バーティノフマスクの光条がかすかにしか判別できないわで、これまたどうしたもんやろと途方に暮れました。

ネットを見ても特に問題として取り上げている人を見かけないところを見ると、Gainを上げずにピント合わせ等を行う方法があるんやろと思い、名古屋の輸入代理店に尋ねてみたところ、すぐにZWO社に問い合わせてくれて解決策・対策が判明しました。このショップはセンサー上のゴミ掃除を無償でやってくれたりと、よいサービスを提供してくれます。

APTのtoolsタブのHistogramsでAuto str L(左オートストレッチ)をクリックしておけばよいとのことです。今回、実際に試してみて、うまくいくことが確認できました。

APTの中にPoint Craftを組み込んで、構図合わせができ、便利やなあと思っていたが、たいがいの銀河、星雲はライブビューで確認できるので、Point Craftを使う必要性がほとんどないほどである。今回撮影した銀河、星雲はすべてライブビューで存在がわかりました。 

一晩中、雲がほとんどない夜が続き、特に大きなトラブルもなく、銀河、星雲をいっぱい撮影できました。

ただ、どのような状況の時に発生するのかが不明ながら、APTで撮影中、1コマの露光時間を過ぎてもBUSY状態がつづき、次のコマの撮影が一向にできない状態になることがときどき発生しました。

その際は、APTを再起動させると問題は回避できるようでした。ただ、APTの冷却アシスト機能が一旦切れるので、冷却温度がすぐに上昇してしまう難点があります。あっという間に温度が上がります。

  

Orion D200mm f/8反射(RC)+Flattner Lens +Sky-Watcher EQ8赤道儀 + ASI071MC-Pro(-20℃) Gain 240

2018-1-12~17   以下、順不同

NGC891(アンドロメダ座)


M81(おおぐま座)


M82(おおぐま座)


M101(おおぐま座)


NGC2903(しし座)


NGC3628(しし座) 


NGC4565(かみのけ座)


NGC1514(おうし座)


NGC2392エスキモー星雲(ふたご座)

NGC2403(きりん座)


M106(りょうけん座)


M96(しし座) 


M78(オリオン座)


PK164+31.1(やまねこ座)


M1かに星雲(おうし座) 2018-1-21追加


学生ホーム同窓会

2018-01-10 23:01:05 | 小豆島・旅

先週末に高校時代の寮の同窓会があり、高知に行ってきました。

高校の寮ではなく、いろんな学校の学生がいた矯風会学生ホームに1年生の秋から2年数ヶ月在寮してました。

私の世代の寮生の同窓会としては卒業後40年近く経った一昨年に第1回目の会があり、今回が3回目です。

歳をとりすぎると会いにくくなるから、今のうちにみんなと会っておかんとねえ。

8名のうち5名が私の同級生。あとの3名は先輩寮生です。

もっと大勢で集まりたいなあ、と皆言っておりました。連絡先、消息が不明の仲間が多いです。

もしこのブログの写真を見て、この顔見覚えがあるという学生ホーム同窓生がいたら、このブログの「メッセージを送る」機能で私に連絡ください。

 

同窓会後に帰りの高速バスの時刻までに時間があったので、母校と高知城に立ち寄りました。

時計台のある高知追手前高校です。グランドでは野球部が練習してました。今年の選抜大会では中四国の21世紀枠の推薦校としてリストアップされてますねえ。

全国からの推薦校9校のうち、3校が選ばれるそうなので、諸般の事情を考慮しなくて確率33%です。可能性ありですねえ、大いに期待してます。

この1年の間に時計台の向こうにでかいビルが建てられてました。廃校となった追手前小学校あとです。どうやら図書館などの複合施設のようです。

 

高知城を訪れたときには日が暮れかかって、お城が少しオレンジ色に染まってました。


天体観測所上空にミサゴ飛来

2018-01-02 18:38:50 | 野鳥

今日、スライドルーフからの視界をさえぎっている天体観測所横の雑木の枝落としをしていると、上空に白っぽいタカが一羽飛んできた。上空で旋回している姿をよく見ると、トビではなくミサゴであった。トビは小豆島ではいたるところで群れて飛んでいますが、ミサゴはそうそう見かけることはありません。

ミサゴは単独で飛んでいることが普通です。ときどき、長浜の海岸の上空を飛んでいるのは見かけますが、家の上空までやってくるのはまれです。

すぐにカメラを取りに行って、撮影してみました。

写真を撮ってみると、腹の部分が血で汚れたような模様があって、よくよくみると、海岸で捕獲してきた魚を掴んだまま飛んできたようです。

このあと、ミサゴは西の山を超えていきました。向こうに巣があるんでしょうか。

2018-1-2 BORG71FL+PENTAX K-5  小豆島長浜

トビの尾羽の先は三味線のバチのようにまっすぐか、少し凹んでいますが、ミサゴの尾羽は扇のように丸く広がっています。

ミサゴは下から見ると白っぽいので、その色と尾羽の形でトビとは簡単に識別できます。