千里徒然

大阪吹田 暇人写真日記

武田尾廃線跡(福知山線旧線路)ハイキング

2018-04-29 20:56:01 | 小豆島・旅

去年秋以来の武田尾廃線跡ハイキングです。

ゴールデンウィーク2日目とあって、廃線跡はハイカーで賑わってました。

今回も武田尾に車を置いて、武田尾~生瀬の往復です。

廃線跡はJR生瀬駅とJR武田尾駅の間にあります。武庫川沿いをくねくね走っていた旧線はトンネルで生瀬と武田尾が直結され、1986年に廃線になっています。その線路跡が今は人気のハイキングコース。

武田尾駅舎は数百メートル西に移動となり、今は旧駅舎と駅前の商店は無くなって整地されてしまい、当時の面影を残す建物はありません。

しかし、こうやって線路跡が残され、ハイキングコースになっているというのは結構なことやと思います。

枕木の上をハイキング、なかなかのものですよ。

 

2018-4-29 武田尾~生瀬往復 約13km


武庫川の渓谷沿いがハイキングコース


トンネルを抜けたら、すぐ目の前に鉄橋。鉄橋を渡ったら、これまたすぐトンネル


この鉄橋は人気があります。


ハイキングコース横に枕木が山積みされてます。

 

 

 

 


五藤光学の天体望遠鏡初モデル 1インチ屈折(単レンズ)

2018-04-27 23:04:05 | 望遠鏡・カメラ

今から92年前、1926年に五藤斉三氏が日本光学を退社し、東京で五藤光学研究所を創業してすぐに発売した国産初の市販屈折望遠鏡モデルとなった1インチ屈折望遠鏡が天体望遠鏡博物館に展示されています。

くしくも同年に、西の京都では西村製作所が国産初の15cm反射経緯台望遠鏡を製造し、京都大学に納品しています。

五藤光学の大型屈折望遠鏡は大望遠鏡棟に数台展示されていますが、別途教室一つを使って五藤光学の歴史的な小型望遠鏡を展示しています。

この1インチ屈折は展示室に入ってすぐ左、いの一番に展示されています。

 

こちらのリンクに児玉光義氏による本望遠鏡についての詳しい解説があります。


同型望遠鏡を覗いているのは若き日の五藤斉三氏と思われます。


天体望遠鏡博物館に展示している同望遠鏡(左側)

先週の土曜日、博物館では月に1度開催されている一般観望会でした。

当日の趣向の一つに、「古い望遠鏡を覗いてみよう」というのがあり、展示物より3台古い望遠鏡を観望会場に持ち出しました。

3台のうちの1台が、この五藤光学の初代モデルである1インチ天体望遠鏡(単レンズ)です。

口径2.5cm、焦点距離80cm、F32と、現代の望遠鏡と比べるとF値が大きいです。

写真にあるように架台、三脚は少々不安定そうなので、観望用には別の架台に取り付けるため、鏡筒を外すことにしました。

意外だったのは、鏡筒がずっしりと重いこと。鏡筒部だけでなんと3.8kgあるそうです。

鉄製のようです。同型のものは紙製鏡筒の乙型と金属鏡筒の甲型があり、博物館のは甲型になりますね。当時の価格で乙型が30円、甲型が40円だったそう。今の価値にするとどれぐらいなんでしょうかね。

この鏡筒はビクセンのポルタ経緯台に付け替えました。

あとの2台のうちの1台は、銘がないため、いつの時代のものかは不明ながら、相当な年代物の真ちゅう製の屈折鏡筒(単レンズ)と、もう一台は博物館の建物、旧多和小学校に残されていた島津製作所製の屈折望遠鏡。この島津製作所のものは理科振興法に基づいて小学校が購入したものらしく、昭和30年~40年代のものでしょうか、アクロマートレンズ製でした。

 

五藤の1インチ、観望会で実際に月を覗いてみましたが、思っていたほど色収差が目立たなかったです。単レンズとしては適度な口径と焦点距離なんでしょうね。木星の模様はよくわからなかったけれど、ガリレオ衛星は明瞭に見えました。

一方、真ちゅう製の望遠鏡の方は、色収差、球面収差が目立って駄目でした。

島津製作所の望遠鏡は色消しのアクロマートレンズなので、ごくごく普通に観望できました。

 
観望会前のオリエンテーションの場では事前に、今日はこの古ーい望遠鏡でも観察してもらいますよー、と紹介。向かって左側の望遠鏡が五藤の1インチです。右側の望遠鏡は使い方解説に使用した現代のもの。


持ち出した古い望遠鏡3台。左端が真ちゅう製の単レンズ屈折。右側手前が島津製屈折。右奥が五藤の1インチ屈折です。3台とも架台は現代のものに載せ替えてあります。

 
観望会前の機材設置の風景です。くだんの3台以外にも10台ほどの望遠鏡、双眼鏡を観望会用に用意しました。


りょうけん座 M94

2018-04-27 17:28:10 | 望遠鏡・カメラ

このところずっと、カラー冷却カメラASI071MC-Pro+GS200RCで春の銀河を狙っています。

りょうけん座のM94銀河です。

同じりょうけん座にあるM51子持ち銀河と比べると地味ですが、焦点距離1600mmの直焦点で撮ってみると渦巻模様が現れ、なかなかのものです。

 

2018-4-20  GS200RC f/8反射 + Sky-Watcher EQ8赤道儀 + ASI071MC-Pro(-20℃) Gain 240,180s x 20枚、2倍トリミング、小豆島にて


アンテナ銀河 NGC4038/4039

2018-04-26 20:59:59 | 望遠鏡・カメラ

こんな銀河があるんですね。

カラス座のアンテナ銀河NGC4038/4039。

F8のRC反射望遠鏡では合計3時間の露出でも露光不足で、アンテナ部分がはっきりとは出ません。

次の機会にはもう少し明るいF値で撮ってみることにします。

 

2018-4-18及び19  GS200RC f/8反射 + Sky-Watcher EQ8赤道儀 + ASI071MC-Pro(-20℃) Gain 240,180s x 60枚、2倍トリミング、小豆島にて

 


こぎつね座M27

2018-04-20 12:59:49 | 望遠鏡・カメラ

GS200RC+ASI071MC-ProによるM27あれい状星雲です。

まだ時期的に早いが、夜明け前の時間に2日間をかけて撮影。

ASI071MCは赤の感度が少し低いのか、赤い箇所の写りが淡い。

 

2018-4-18及び19  GS200RC f/8反射 + Sky-Watcher EQ8赤道儀 + ASI071MC-Pro(-20℃) Gain 240,180s x 40枚、2倍トリミング、小豆島にて

 

2018-5-3 画像処理をやり直し(赤い星雲の箇所を強調)


M51 子持ち銀河

2018-04-17 21:42:47 | 望遠鏡・カメラ

おとといの夜、M51の撮影を始め、終了予定時間ごろに空をみると、薄雲がかかっているもののM51付近だけが晴れ間。

次の天体の予定を止めて、そのまま撮影不能となるまでM51の撮影を継続した。

2/13に撮影していた分と合わせて約4時間の合計露出です。

 

2018-2-13及び4-15  GS200RC f/8反射 + Sky-Watcher EQ8赤道儀 + ASI071MC-Pro(-20℃) Gain 240,180s x 79枚、小豆島にて

2倍トリミング


M64 黒眼銀河 再度

2018-04-16 11:37:21 | 望遠鏡・カメラ

相変わらずPHD2でのガイド中、ガイド星がDEC軸方向にしばしば飛びます。徐々にずれていくのではなく、ポーンと飛ぶのです。それで「ガイド星を見失いました」の表示とワーニング音が数秒続いた後、今度は元の位置にまたポーンと元通りの位置に戻るのです。

昨夜はその現象はあまり改善しなかったが、復帰までの時間が前よりは短くなり、ガイド上は大きなずれは発生していないようで、撮影はほぼ順調にいきました。

先日のM64がガイド不良で中途半端に終わっていたので、今回はそれを撮り直し。合計60分の露出です。

 

2018-4-15  GS200RC f/8反射 + Sky-Watcher EQ8赤道儀 + ASI071MC-Pro(-20℃) Gain 240,180s x 30枚、小豆島にて


M64 黒眼銀河

2018-04-14 20:55:16 | 望遠鏡・カメラ

今年に入ってからの撮像のトラブル継続中で、解決策をなかなか見いだせずにいます。

ケーブル類を入れ替えても解決しないし、PCを変えても解決しない。

どうも原因は機種は異なるものの、同じ会社のカメラ2台をガイド用(ASI120MM)と撮像用(ASI071MC-pro)に使っていることから、ソフト上でコンフリクト?を起こしていて、撮像ソフトAPTとガイドソフトPHD2の両者あるいは一方で障害を起こしている様子。

APT側で障害を起こす場合には、1コマの撮像が終わってもBUSY状態から抜け出せなくなり、PHD2側で障害を起こす場合には、画面でガイド星が見えているのにも関わらず頻繁に「星を見失いました」状態に陥り、ガイド不正となる模様。

それぞれのソフトで該当するカメラを選択しているにも関わらずである。

次はソフトのバージョンをずっと前のものに戻して試してみようと思う。

 

一晩晴れてましたが、やっとM64がなんとか撮影できました。時間不足でちょっと露出が足りない。

 

2018-4-13  GS200RC f/8反射 + Sky-Watcher EQ8赤道儀 + ASI071MC-Pro(-10℃) Gain 240,180s x 15枚、小豆島にて


M64 黒眼銀河(トリミングあり)


M42 HDR処理

2018-04-01 12:31:17 | 望遠鏡・カメラ

だいぶ前に撮影したまま放っておいたM42、中心部の白トビが気になるのでHDR処理してみました。

「天体写真のレタッチテクニック」を参考にしてPSでHDR処理し、最後はnik collectionで仕上げました。

本を頼りにやってみましたが、どうも作業の流れがよく理解できず、時間を取られてしまいました。

Photomatix essentialsという有料ソフトの体験版も試してみましたが、こちらでは簡単に処理してくれました。

無料のワンタッチHDR処理ソフトはないもんでしょうか?

nik collectionにもHDRのメニューがありますが、同じようなことができるんでしょうかね?

 

2018-1-12  D200mm f/8反射(RC)+Flattner Lens +Sky-Watcher EQ8赤道儀 + ASI071MC-Pro(-20℃) Gain 240,

180s x 15, 20s x 10, 4s x 10枚