千里徒然

大阪吹田 暇人写真日記

Starsense explorerを流用してみた

2020-08-20 17:39:38 | 望遠鏡・カメラ

この前紹介したCelestronのstarsense explorer望遠鏡の天体導入支援装置を他の望遠鏡に移設してみました。

この天体導入支援装置は望遠鏡とは独立して動作するようになっていて、どんな望遠鏡にもスマートフォンドックと呼ばれるスマホ取り付け装置だけを取り外して、どんな他の望遠鏡でも活用できる可能性を秘めています。

このシステムはメーカーは初心者向けの望遠鏡用として開発してますが、中級者以上にとっても、ドブソニアンとか大型の双眼望遠鏡とか、利用範囲は拡がっていくと思います。

なにしろ、エンコーダーなどのハード投資が不要でコストが抑えられるうえに、スマートフォンドックを取り付けるだけで天体動導入支援装置が動くのですから(アプリを動かすのにスマホは必要ですが)。

当初の目論見であった私のExplore Scientficの16インチ(40cm)ドブソニアンに取り付けてみました。

元々のstarsense explorer LT70 AZ望遠鏡からドックを取り外してみたところ、特に加工なしにドブソニアンにクランプで割としっかりと仮止めすることができたので、しばらくはこのまま使っていこうと思う。

ただ、starsense explorerアプリの利用には動作確認が取れているスマホでもまれに動作不良の不具合が出ることがあるそうです。私のスマホがそれでした。^^;

お盆に島に帰ってきていた岡山の姉のスマホを借りて(これは正常に動作しました)、動作を確認できました。

いやー、このアプリは簡単、正確で、自力ではなかなかDSOの導入には難儀している軟弱な私めにはありがたいシステムですわ。

 


スマートフォンドックマウントを取り付けた状態(クランプで仮止めしてあります)

 


ドックマウントにスマートフォンドックを取り付け


ドックにスマホを取り付けた状態


スマートフォンドックは鏡筒の正中線上にある必要は無いようです。斜め位置に取り付けてますが、ちゃんと動きます。


Celestron製の初心者向け天体望遠鏡Starsense Explorerの天体導入支援機構

2020-08-17 11:11:42 | 望遠鏡・カメラ

7月17日に新発売となったCelestron製天体望遠鏡Starsense Explorerの機種うち、一番小口径のモデルであるLT 70AZを買いました。
欲しかったのは望遠鏡本体ではなく、望遠鏡に付属しているスマホの機能を利用する天体導入支援装置。
この装置が使い物になるようであれば、いずれドブソニアンなど他の望遠鏡に移し替えて使おうとの魂胆。

多少、記載に勘違いがあるかもしれませんが、速報ということでご容赦を。



スマホ用アプリは無料でインストールできるが、ソフトをアクティベートするためのキーライセンスが必要で、これはStarsense Explorer望遠鏡を購入する必要がある(ライセンスは5つあり)。
このLT70AZ本体の方は言うたら悪いけど、子供向けのおもちゃ望遠鏡レベルです。

しかし、3日ほど使ってみた結果では、その天体導入支援機構はうたい文句通り、素晴らしい操作性です。

スマホ側のカメラ、GPS、ジャイロ、そしてアプリ側で星図、Plate solvingを使って、正確な導入支援を実に軽快に行ってくれます。

最初に望遠鏡の視野の中心とアプリ上の天体の中心を合わせる操作(ファインダーのアラインメントをするイメージ)をしておくだけで、あとは導入したい天体をメニューから選択するだけで望遠鏡を動かす方向がスマホ画面上に矢印表示されるので、それに従って望遠鏡を動かしてやるだけ。

対象に近づくと画面上の円が赤から黄色に変わると目標近くになったことを示し、そこでplate solvingが自動的に実行されてより正確な対象の方向が画面の星図上に示されます。目標をほぼ捉えると緑色の円に変わり、アイピースを覗くと、視野内に目標物が捉えられているはず。
画面に表示されるのはカメラによる撮影画像ではなく、アプリの星図です。アプリのベースになっているのはSkysafariのようです。裏でPlate solvingが動いているけど、数秒で撮影、解析が終わるみたいです。

昨夜、30ほどの対象物(メシエ天体、恒星、明るいNGC天体)を試してみたが、付属の25mmアイピース(28倍)では、どの対象も確実に視野のほぼ中心に捉えられてました。最初のアラインメントを正確に行っていれば問題なしのようです。

自力での天体導入に余り自信がない軟弱な私めは、このような導入支援機構の登場をずっと待っておりました。

これなら、装置を取り付ける土台さえ用意すれば、どんな望遠鏡にも利用できるので、利用範囲は広がるでしょうね。

従来の導入支援機構はこれに取って換わられるかも。それぐらいのインパクトがあると感じました(VIXENの回し者かいな)。

 

まずは、手持ちの他の望遠鏡にどのようにこのクレードルを取り付けるか、思案のしどころであります。


パッケージの見た目はトイクラスのぼうえんきょうですねえ。


望遠鏡全景。スマホを取り付けた状態です。


スマホ取り付け用のクレードル


筒先側から見たところ。鏡が斜めに設置されてます。


クレードルを横から見たところ。」


クレードルを筒先側から見たところ。スマホのレンズの中心を鏡の中心に合わせる。大雑把でよい。


クレードルの本体(上側)部分を外した状態。この土台の汎用品をいくつか用意すれば、いろいろな望遠鏡でこの天体導入機構が使えることになります。
どなたか汎用品を作っていただけるのなら、即買います。^^)


梅雨明けて 月夜に浮かぶ 亜鈴雲

2020-08-01 14:06:05 | 望遠鏡・カメラ

やっと梅雨が明けたけど、すでに月は上弦の月を過ぎて月齢11。

月明かりで空が白んでいるけど、長焦点にすれば影響は少なかろうと、いつもの機材にGS製のバローレンズ(2インチサイズ2x)を追加してM27を撮影。

合成F値16ぐらいになっているけど、明るい星雲なら十分撮影対象になりそう。


2020-7-31 22:03~24:16 GS200RC+GS 2xBarlow, EOS 6D(改) ISO3200 3min x39 @小豆島 トリミングあり