中学2年の時に、本屋で天文ガイドなるものを見つけてから天文に興味を持つようになりました。
すぐに天体望遠鏡を覗いてみたくなり、通販でスリービーチ光学より4cm、F20の対物レンズ(セル、フード付き)と接眼レンズを購入し、塩ビパイプの鏡筒、オール木製の架台、三脚で望遠鏡を組み立てたのが初めての望遠鏡でした。
それまで天体望遠鏡というものをみたことがなく、それで初めて覗いた月、土星には感激しました。
中3になって、天文誌で自転車の部品を使って赤道儀を製作している自作記事を読んで、自分も作ってみようと思い立ち、中3の2学期の途中から3学期にかけてはその作業に没頭しました。溶接だけは近所の鉄工所にお願いしましたが、それ以外の加工は自分でやりました。
参考にした自作記事、天文ガイドだったと記憶していたのですが、この前天体望遠鏡博物館の図書室で該当する1970年ごろの天文ガイドを探してみたのですが、記事を見つけることはできませんでした。
1970年の秋に製作を開始しているので、その自作記事は1970年の天文誌のはずなのですが、もしご存知の方がおられたら教えて下さい。
赤経軸:ハンドル軸
赤緯軸:クランク
赤経、赤緯のタンジェントスクリュー軸: 前輪、後輪のハブ軸 (軸の支えも自転車のフレームを利用)
赤緯軸からタンジェントスクリューへのバー:クランク軸
マッチプレート:歯車(チェーンリング) 穴がいっぱい空いてあるので、部品の取り付けは自在でした。
自転車以外の部品も、身近にあった部品を利用。
微動ハンドルは水道管用のもの。バランスウエイトは空き缶にバランスウエイト軸となるボルトを通してから鉛を溶かして入れ、冷えてからボルトを抜き取って作成。
架台部分はわりとしっかりしたものができあがったのですが、三脚との接続部分がうまい方法を思いつかず、厚手の合板でどうにか繋げただけのもの。揺れに弱く、そこが少し不満でした。
残念ながら、この赤道儀は残っていない。
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