千里徒然

大阪吹田 暇人写真日記

暇なので反射鏡を洗浄

2017-10-18 19:03:08 | 望遠鏡・カメラ

小豆島に帰省中ですが、連日雨続き。することがなくなったので、望遠鏡の手入れでもしようかと、2台の反射望遠鏡の主鏡を洗浄することにした。

ずっとスライドルーフの隅に放置していたSky-Watcher DOB GOTO10の主鏡を鏡筒からはずしてみると、どえらいことに。

あちこちに、うっすらカビが広がっているではありませんか。おまけになにやら斑点だらけ。望遠鏡の放置はいけませんな。ときどき使わんと。

いつもの石鹸洗浄だけでは対処できそうにないので、以前望遠鏡のメンテナンスの専門家から教わっていた秘伝、シンナー液で拭き取る、という裏技を使ってみました。

レンズクリーナー紙にシンナー液(実際に使ったのはペイント薄め液という商品)を付けて、軽くカビ等を拭き取ったあと、いつもの石鹸液での洗浄をしてみると、えげつないBeforeから、写真のようにきれいなAfterになりました。うっかりしてBeforeの写真を撮り損ねてました。

シンナー、結構洗浄に有効ですねえ。

Sky-Watcher DOB GOTO10 D25cm、f1200mmの主鏡。主鏡押さえのネジががっちり食い込んでいて、3箇所の押さえが取り外せず、主鏡セルに入れたままで洗浄するはめに。

 

つづいて、米Orion社の8インチ リッチークレチアンの主鏡の洗浄です。

これは1年前に洗浄したばかりであったので、少しホコリをかぶっているぐらいであった。筒先から覗いた際にはもっと汚れていたように見えていたので、少し安心。

洗浄の様子は前回の投稿を参照してください。

http://blog.goo.ne.jp/tankosan_001/e/fa6a3f000dd49e4437ed76ca223d374e

 

さほど汚れてはいませんが、ホコリは目立ちますねえ。

主鏡セルはこのような構造です。この上に鏡を載せて、主鏡バッフルをねじこんで、主鏡バッフルで上から主鏡の中心部を押さえて固定するだけという仕掛けです。なじみのある周辺部の数箇所を押さえるというものではありません。むしろ、周辺部は宙に浮いている構造ですね。

リッチークレチアン鏡筒を分解した状態です。鏡筒の遮光環も取り外せます。

主鏡はねじ込まれている主鏡バッフルを外せば簡単に取り出せます。ただし、この望遠鏡、主鏡セル外径と鏡筒内径との遊びがまったく無く、セルの取り外し、取り付けに毎度苦労させられます。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 寄贈天体望遠鏡の引き取り。... | トップ | 天体観測所内のラック製作で... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿