千里徒然

大阪吹田 暇人写真日記

40年ぶりの再メッキ 自作10cm短焦点反射

2017-12-21 17:50:21 | 望遠鏡・カメラ

最初はフーコーテスターを作ってみようかというだけであったのに、それを試したくて、クローゼットの奥に仕舞い込んでいた学生時代に磨いた10cm反射鏡を取り出してみたら、見るも無残にメッキ面が傷んでいた。無残なフーコーテスターでの映像となりました。

http://blog.goo.ne.jp/tankosan_001/e/75389b50f0dcda4414ed3330e6de3826 (その時の記事)

きれいな面にしてフーコーテストの写真を撮ってみようと、水酸化ナトリウムを入手してメッキを剥離してみたら、今度はやっぱり再メッキしてみたくなりました。もう用済みになっていた短焦点反射望遠鏡、これを機会に思い切ってリストアすることにしました。

ネットで反射鏡のアルミ蒸着を引き受けてくれる業者を探して、東京都町田市のジャパンセルという会社に依頼することにしました。

http://www.jpcell.co.jp/celldren/ (同社のHP)

12月の上旬に送付したところ、2週間強で蒸着された反射鏡が戻ってきました。

10cmの反射鏡のみのアルミ蒸着の費用は今回メッキ剥離費用が不要であったので、6500円(税別)、返送料を含めた税込費用は約8000円でした。

斜鏡のアルミ蒸着コストは結構割高になるので、今回は依頼せず、同じくずっと眠ったままの12cm反射に使っている同口径の斜鏡を利用することにした。

昔と違って、今は斜鏡を再メッキするより、新品の斜鏡を買うほうが安上がりになるみたいですねえ。

宅配用の梱包材は基本、こちらから送付したものが使用されるとのことでしたが、反射鏡そのもののは丁寧に梱包されてました。さすが専門者さんです。


再メッキ後できれいな鏡面。気持ちいいです。中央に光軸調整用にマーカーで印を入れました。


学生時代に作っていた短焦点反射です。最近の架台に取り付けるられるよう、5mm厚のアルミ板を追加し、アリガタを付けてみました。口径105mm、焦点距離555mmです。

接眼部はPentaxのヘリコイド接写リング(Sマウント)をレバースアダプターで鏡筒内側から固定してあります。このリバースアダプターは49mmのフィルターが内側から付けられるので、鏡筒内に手を入れられるよう、斜鏡支持金具は3本足としてあります。

接眼側はSマウント(40年前はPentax SPFを使っていたもので)。今となっては不便です。アダプター類の豊富なTマウントであればなあ。どないしょ、接写リングを買い替えよかなあ?


角筒なので、光軸調整も4箇所で行います。それぞれ3本ずつのセットで、中央が引きネジ、両サイドが押しネジです。


送付されてきた荷物の中に、サービス品の濡れ傘入れ用のポーチが入ってました。