千里徒然

大阪吹田 暇人写真日記

天体望遠鏡拡大撮影用 簡易スマホアダプター

2017-07-27 10:39:57 | 望遠鏡・カメラ

天体望遠鏡博物館では毎月、一般向けに天体観望会が開催されています。

木星や土星などの惑星が堪能できる大型の望遠鏡には行列ができてしまうのですが、みなさん覗くだけでなく写真を撮るのにも興味があるようです。

ご自分のスマホで撮影を試みているのですが、手持ちのスマホで惑星像を中心に捉えることは結構難しいようです。

そのため、一人の観望、撮影で時間がかかってしまい、人気の行列はさらに大渋滞。

なんとかならんか? ということから、スマホ撮影用のアダプターを用意しようということになり、

ペットボトルの蓋を加工した簡易アダプターが考案されました。

ペットボトルの蓋の中心に直径5ミリほどの穴をあけ、蓋の表側に両面テープを貼ってスマホのレンズ部分に貼り付けるだけのいたってシンプルなアダプターであります。

先月、博物館のお手伝いに出かけた際の私の仕事の一つが、そのアダプター作りでした。

ペットボトルのキャップがたくさん用意されてました。最初、電動ドリルで穴あけしてみたところ、大分作業を進めたあとに穴の位置が少しずれてしまっていることが判明。対象が柔らかいプラスチックなので、どうしてもドリルではズレが出てしまうようです。結構な量の不良品を作成してしまいました。

そこで、今度は穴あけポンチで穴を打ち抜く方法に変えたところ、こちらの方がより正確な位置に空けられることがわかったので、この方法で穴あけ作業をすることに。

両面テープにも同じく穴を空け、キャップの頭に接着してキャップに合わせて余分なテープ部分を切り取り、簡易アダプターが一丁出来上がりです。 

観望会用に30個ほど作成しました。


スマホに取り付けた(貼り付けた)ところです。


撮影はこのようにして行います。キャップがあると接眼レンズの中心に合わせやすくなります。この望遠鏡に使っている接眼レンズではスマホアダプターがちょうど接眼レンズのキャップの内側にピッタリ入り込みました。

この次の週に天体観望会がありました。私は其の日は参加できなかったのですが、早速このスマホアダプターが活躍したとのことです。今までなかなかできなかったことが、比較的簡単にできるようになった、ということです。

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