千里徒然

大阪吹田 暇人写真日記

カートン光学 アドラブリック双眼鏡 Carton adlerblick 7x42

2011-04-08 21:07:20 | 望遠鏡・カメラ

今から25~30年ほど前(記憶が定かでない)、1980年台前半に星見用にと、天文雑誌(天文ガイド)で評判のよかった双眼鏡を買いました。

カートン光学のアドラブリック双眼鏡 7倍口径42mm。大阪の梅田にある天文関連の光学機器販売店で購入。

当時の価格でも結構な値段であった。

なんぼぐらいしたんかなあと、この前実家に帰ったときに、押入れにしまっていた当時の天文ガイドを取り出して、掲載広告を調べてみたら、販売価で23000~29000円ほどであった(86年に発売が開始されたマルチコート型であると29000円ほど。ただし、わたしの双眼鏡をみるとマルチコートを示すMCの記号が付いていないので、それまでに発売されていた安価な23000円のEE型かな?)。

大枚はたいていたんやなあ。

しばらく使っていたが、東京へ引っ越した後は使う機会がほとんどなくなっていた。

さらに、いざ使おうかと取り出したときには左右で光軸が狂っていて、まともに見えず、これが追い打ちになって最近まで放置していた。

ちかごろバードウォッチングに興味が出てきたので、あの双眼鏡を修理に出してみようかなと、調べてみたところ、

発売元のカートン光学は双眼鏡の取扱いをほとんど止めており、このアドラブリック双眼鏡の実際の製造元の宮内光学(結構有名な双眼鏡OEMメーカーであった)も数年前に既に廃業しており、修理に出せない状態となっていた。

この双眼鏡を買った梅田の販売店は今も営業しているが、修理のことを問い合せてもあまり親身になって相手をしてくれず、ネットで修理先を探してくれとしか言ってくれない。

もう少し早く宮内光学に修理に出しておければよかったと、後悔。

ところで、宮内光学は廃業して、製品がなくなっているはずやのに、ネットで調べていたら、カナダでまだこの双眼鏡が販売されているのを見つけた。

どうやらカートン光学の関連会社のようである。7x42のアドラブリックが$255で売られている。宮内製のものがまだ残っているんやろか?

http://www.carton.ca/binoculars-adlerblick.html

まだまだきれいな外観

皮革製のハードケース付きであった。