「真露」の焼酎は、韓国では「チャムイスル」で発音上は「チャミスル」になっている。
日本での漢字名「JINRO」で有名になったが、「チャムイスル」とは「真(チャム)」と「露(イスル)」の固有語で、漢字排除の流れという愛国主義でいわばハングル名になったのだ。
「真露」つまり「チャミスル」の国内シェアーは今も圧倒的で50%を超えている。
これはこれで韓国社会がいかに集中度の高い社会であるかを物語る指標だが、これに次ぐナンバー2が「チョウムチョウム(初めてのように、という意味)」で20%を占める。
味にそう違いがあるとは思えないが、こちらは早くからアルコール度数を落とし、ソフトさが売り物になっている。
韓国の焼酎は「真露」全盛時代が長くアルコール度数25%が続いたが、これも民主化時代に入り近年はソフト化競争で各社がほとんど20%を切っている。
背景は女性向けを意識したことや、低アルコールでの売り上げ増の狙いがあるとか。
たしかに度数が低いとつい、もう1本、もう1本・・・・・・となり売り上げは伸びる。
80年代以前は若い女性が焼酎を傾けている風景など見なかったが、今や若い女性も堂々と焼酎を飲んでいる。
民主化イコール男女平等・・・・・・か!