万引きとともに、本屋さんの頭を悩ませるのが立ち読みです。
立ち読み防止のビニールかけが漫画から一般書籍に広がるなど、立ち読み客とのバトルは過熱する一方です。
ところがそんな日本の本屋さんが悲鳴を上げて逃げ出したくなるような光景が、韓国では日常的に繰り広げられています。
客が本棚のヘリや床に座り込んで、立ち読みの長期戦を決め込んだりしています。
日本の常識では激しくヒンシュクな行動だとしても、韓国にはまた韓国の常識があるようです。
店内に座り込んで読書にふける客たちに対して、本屋さんの側も特に目くじらを立てている様子はありません。
それどころか店によっては、最初から客のためにイスを店内のあちこちに用意したりするほどです。
日本のようにビニールをかけたり店員が小言を言う本屋さんがあったとすれば、反対に客から激しいヒンシュクを買いかねないだろう。
韓国の本屋さんと客の関係は、少なくとも日本ような抗争状態にはまだ突入していないように思います。