1980年代に入って、日本人のオリンピックス好きも手伝って韓国イメージが好転し、韓国に対する多様な関心が生まれた。
経済発展に加え、民主化によって韓国の政治的イメージも大いに改善された。
「普通の国」イメージが広がり観光に文化、歴史、食などが加わり第一次韓国ブームになった。
ソウル五輪後、韓国観光公社の日本向けアピールとして制作したCMに「初めてなのに懐かしい」というのがあった。
日韓の歴史的、文化的な縁つまり、“親近感“をウリとして前面に打ち出した傑作メッセージだったと記憶している。
韓国にも日本に対して一歩引いたような、こんな奥ゆかしい(?)発想ができる時代があったのだ。
その後、さらに大きく豊かになり「オレが、オレが」で自分を押し出すのに懸命な今の韓国には、もうこんな発想は期待できませんが・・・。