景気と銀行金利

政治や経済の事を発言する器量は持ち合わせていないが、世間では　
株価や円安で景気はよくなっただの、好調なのは一部の大企業だけだの、
一般庶民の生活は苦しいままだ、など色々喧しい。

個人的には、銀行の金利（利子）は、相変わらず、果てしなくゼロに近く、
昔とは違うなあ、と思う。バブルや、バブル以前の頃に戻れとは言わないが
もう少し、金利がよくならないの？と思う。国債にしても、親の頃のイメージは
「何年後にはこづかいが入ってくる」みたいなイメージがあったように思う。
今は国債にしたって、なにこれ、くらいの利率だ。

ローンやお金を借りることはしたことがないのでわからないが、借りる方の
金利はどうなのだろう。こっちも上がってないのかな。

ある銀行で定期を組んでいる。その銀行の前身の銀行は経営破たんした。
新しくなった銀行はネットに特化し、まともに支店はない。
支店や、専用ATMは設立当初より、どんどん減っている。大丈夫か? と思うが、
定期の金額はペイオフ以上でもなく、その定期が元本保証で、他行より利率が
ちょっといいので預けているのだ。

先日、その銀行を名乗る者（女性）から電話があった。

「もっと有利な商品があるのでお話したい。ついては支店まで来い」という内容だった。

昔のイメージだと、銀行や信用金庫、郵便局は、行員が自宅まで来て、積み立て定期の
集金をしたり、商品の説明をしたと思う。

それが、「お前が来い」だと？　と思った。

この銀行には、おそらく一般の銀行のような外回りの行員はいないのだろう。それはわかる。

行ったらなにかいいことがあるのだろうか。歩いていけるところに支店はない。
交通費はもらえるのだろうか。素敵なオリジナルグッズをもらえたりするのだろうか。

この電話自体、詐欺なのではないのだろうか。

すぐ電話を切ることもできたが、「もっと有利な商品」について知りたかったので
元本保証で、もっと預け期間が短くて、もっと金利がいいものがあるのか、聞いてみた。

「そんなものはない」と、その女性はお答えになりました。