たけじいの気まぐれブログ

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古い写真から蘇る思い出の山旅・その25(2)

2022年09月24日 08時27分46秒 | 山歩記

「燧岳から燧裏林道」

かれこれ25年前1997年(平成9年)10月5日~7日に、妻と二人で、燧岳から燧裏林道を訪ねたことが有った。もちろん、初めての燧岳で、不安と期待いっぱいの山旅だったと思うが、結果は、天候に恵まれ、絶景、紅葉を堪能出来、最高の山旅の一つだったと思っている。
それまで、尾瀬ヶ原や尾瀬沼から仰ぎ見ていただけの燧岳、東北地方の最高峰、やはり一度は登ってみたい山と思いながらも、なかなか機会が無かったものだったが、「その内いつか・・」等と言ってられない歳になり、思い切っって訪れたものだった。いろいろな山行コースが考えられたが、かなり強行に、福島県檜枝岐村の尾瀬御池を基点に、燧岳、見晴十字路、そして、「紅葉が見事・・」と聞いていた燧裏林道を巡る、周回コースを選んだのだった。
「ブログ内検索」してみたら、5年前にも、ブログ・カテゴリー「山歩記」に書き込んでいたことが分かったが、なんとなく懐かしくなってしまい、改めて、コピペ・リメイクしてみた。
当時はまだ、バカチョンカメラ(小型フィルムカメラ)しか持っていなかった頃で、後年になって、アルバムに貼って有った紙焼き写真をスキャナーで取り込んだ写真が外付けHDに残っており、改めて引っ張り出してみた。記憶はどんどん曖昧になってきているが、写真や、当時の記録・メモ等を見ると、あの日、あの場所の情景までが蘇ってくるから不思議なことだと思う。


古い写真から蘇る思い出の山旅・その25
「燧岳から燧裏林道」
(2)展望堪能、燧岳山頂


燧岳(ひうちがたけ)・俎嵒(まないたぐら)山頂(標高2,346m)」に到着したのは、11時15分頃だったようだ。
燧岳は、5つのピークが山頂を形成しているが、俎嵒(まないたぐら)、柴安嵒(しばやすぐら)が主峰、柴安嵒の方が、俎嵒より、10m標高が高く、東北地方の最高峰となる。
それにしても、「熊沢田代」から「山頂」までの間に撮った写真が1枚も無いとは?
写真等撮ってる体力的余裕が無く、ひたすら登っただけだったのかも知れない。

すでに、山頂には、尾瀬沼や尾瀬ヶ原から登ってきたハイカー等が大勢いて、
好天の下、一期一会、居合わせて、大展望を共有出来た喜びを分かち合う光景が印象的だった。

俎嵒山頂から眺めた、「尾瀬沼」

 

大展望を堪能しながら、早目の昼食、至福の時・・・、

 

俎嵒山頂から望む、燧岳・柴安嵒山頂(標高 2,356m)。指呼の間。

俎嵒山頂から、わずか15分程、
12時頃、燧岳・柴安嵒山頂に到着したようだ。
ここでまた小休憩、
晴れ渡り、360℃大パノラマを堪能、最高!、

 

柴安嵒山頂から眺めた、「尾瀬ヶ原」「至仏山」

振り返り見る、燧岳・俎嵒山頂

小休憩後、いよいよ見晴十字路へ下る、長い急下降路、「見晴新道」へ。
岩稜帯から樹林帯へ、
次第に、膝が笑い始める・・・。

15時頃、宿泊先の下田代十字路(見晴十字路)の「尾瀬小屋」に到着したようだ。
先ずは、小屋前のベンチで、安堵の小休憩。

夕暮れ間近の時間帯、尾瀬ヶ原を少し散策、
夕照風景、斜光に映える草紅葉の写真等
なんとか、1枚でもいいから、傑作?を撮りたい望み有り有りだったが、
バカチョンカメラ、オートフォーカス、手持ち撮影では、土台、無理な話。
ザンネン!

仰ぎ見る、燧岳・俎嵒、柴安嵒

山小屋の灯♫

17時からの山小屋の夕食は、入れ替え制だったため、ゆっくりは出来なかったようだが、
鳩待峠から至仏山、山ノ鼻、尾瀬ヶ原を歩いてきて、翌日は、尾瀬沼から三平峠を越えて大清水へ下るという中年夫婦と同席。しばし、歓談したようだ。
我々と同じく「マイカー登山派」だったが、鳩待峠に置いてきた車は、業者に大清水の方へ回送してもらうのだという話を聞き、そういう手も有ったのかと、うなったものだった。
記録、メモは残っていないが、夕食後は、疲れと1杯のビールの酔いで、早々、布団に潜り込んだような気がする。
山小屋の夜は、静かに、深々と更けて・・・。

(つづく)

 

 


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