たけじいの気まぐれブログ

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懐かしい映画と映画音楽・その3

2024年07月08日 09時42分46秒 | 懐かしいあの曲

昭和30年代、40年代、地方の小都市にも、邦画、洋画の映画館が1館や2館、必ず有ったものだ。テレビで映画を観られる時代ではなく、ビデオも無し、映画は 映画館に足を運んで観るものだった。薄給だった若い頃、おいそれと映画館通いすることは無理だったが、後年「不朽の名作」と評されているような映画は、結構観ていたように思う。
映画が斜陽産業の代名詞にもなり、映画館が身近な街からどんどん姿を消してしまった頃から、映画館に足を運ぶことも ほとんど無くなっているが、最近は テレビで放送される映画番組等で 時々ではあるが、懐かしい名作映画を楽しんでいる類である。これまで、ブログ・カテゴリー「懐かしいあの曲」に書き留めてきた曲の中から、特に懐かしく思うような映画と映画音楽を、ピック・アップ、コピペ、リメイク、改めて、書き留め置くことにした。


懐かしい映画と映画音楽・その3
映画「グレンミラー物語」と「真珠の首飾り」(再)

映画「グレン・ミラー物語(The Glenn Miller Story)」は、アンソニー・マン 監督、ジェームス・スチュアート、ジューン・アリソン、ルイ・アーム・ストロング、ベン・ポラック、ヘンリー・モーガン・・等々 出演で、1954年(昭和29年)に公開されたアメリカの音楽映画の傑作である。
これまで何回観たか分からない位だが、たまたま なにかの景品で貰ったような気がするDVD「グレン・ミラー物語」も有り、PCでも再三観ている。
グレン・ミラー サウンド、スウイング ジャズ大好き人間には、何回観ても飽きない映画である。
トロンボーン奏者のグレン・ミラーが独自の演奏スタイルを作り上げ、楽団として成功をおさめていく物語であり、第二次世界大戦末期、兵士の慰問等でヨーロッパで演奏移動中、飛行機事故(行方不明)で帰らぬ人となってしまうまでを描いた作品だが、最愛の妻ヘレンとの愛情物語でもある。

若きグレン・ミラーは トロンボーンを質屋に入れたり出したりする日々が続いていたが、西海岸で一番人気のベン・ブラック楽団に採用されると、さっそく、80ドルで買ったイミテーションの真珠の首飾りを持って、学生時代からずっと想い続けていたヘレンの家を訪ねる。真夜中になってしまい、待ち草臥れてオカンムリのヘレンに、精一杯の気持ちを伝え、きっと成功して本物の真珠の首飾りを贈るんだと心の誓うのだった。
その5年後、彼は、ヘレンをニューヨークに呼び出し、結婚するが苦しい生活が続く。ヘレンは 独自の演奏スタイル、バンド結成等の彼の夢を実現させるために、明るく、賢明に支える。
スポンサーの登場等がきっかけで、彼の楽団は 「ムーンライト・セレナーデ」「イン・ザ・ムード」「茶色の小瓶」「ペンシルヴァニア6-5000」等 ヒット曲を重ね、大成功をおさめる。
演奏中の舞台から客席に降りてきたグレン・ミラーが、客席のヘレンの首に、真珠の首飾りを掛け、「ヘレン、ありがとう、今度こそホンモノだよ」・・・というシーンが有る。
実際有った話なのかどうかは分からないが、日本人男性には、とてもじゃないが出来そうにない言動である。
最愛の妻ヘレンに贈った真珠の首飾りに因んで作られた新曲「真珠の首飾り(String of Pearls)」は、やがて、グレン・ミラー楽団最高のヒット曲の一つになり、今も尚、スウイング・ジャズのスタンダード・ナンバーになっている。

映画「グレン・ミラー物語」と「真珠の首飾り」 (YouTubeから共有)

因みに、「グレン・ミラー楽団」は、グレン・ミラーが飛行機事故(行方不明)後も、残された楽団員がリーダーとなり、「ニュー・グレン・ミラー・オーケストラ」として、現在も尚活動が続いているようで、レコード、CD等は ニュー・グレン・ミラー・オーケストラ演奏版が多いようだ。


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