たけじいの気まぐれブログ

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囲碁から生まれた言葉

2018年02月21日 13時38分16秒 | つぶやき・うんちく・小ネタ・暇つぶし・脳トレ

日頃 何気なく 聞いたり、見たり、話している言葉の中に 囲碁から生まれたと思われる言葉が 結構 沢山使われていることに気が付きます。
囲碁そのものに 特別 興味関心が強いという分けではないのですが 囲碁から生まれたと思われる言葉に触れるたび 意識したものです。

 (ネットからお借りしました)

記憶曖昧ですが 囲碁というものを初めて知ったのは 多分 独身の頃の寮生活をしていた頃だったと思います。
昭和40年代、薄給、車も無し、ゲームも無し、今のような多様なレジャーも無かった時代、休日や夜長、寮友と過すといったら レコードを聴いたり、囲碁や将棋をする位しか無かったような気がします。
同室の先輩達の対局を見聞きしている内に その打ち方、ルール、使われる言葉等を すこしづつ覚え、所詮 初心者のザル碁でしたが その面白さにはまり 遊んでいた時期がありました。

それでは 囲碁から生まれたと思われる言葉には どんな言葉が有るのか? と 改めて問われると 即座にはなかなか出てこないものですが 思いついた順に 書き留めてみました。

「一目置く(いちもくおく)」
囲碁で 弱い方が 初めから 石を一つ置いて(ハンディーを貰って)、対局する場合に使われる言葉ですが、
転じて 「自分より 優れている者に対して その力量に敬意を表し 一歩譲って接する」ような場合等に 使われます。
例えば 「あの人には 一目も 二目も 置いているよ」

「駄目」
囲碁で 双方の陣地(地)の境界で どちらの地にもならない部分(目)が生まれますが そこに打っても意味が無い、価値が無い 駄目な目であることから 「駄目」と 呼ばれます。

「駄目押し(だめおし)」
「駄目」に 石を詰めて数え易くし 勝敗をはっきり分るようにすることを 「駄目押し」と言いますが、
転じて 「スポーツ等で 勝利が確実になった後に さらに得点を加える等の場合に よく 使われています。
例えば 「残り時間 5分、3対1、駄目押しに もう1点 欲しいところですね」

「傍目八目・岡目八目(おかめはちもく)」
他人の囲碁を傍らで見ていると 実際に対局している以上に 八目先まで 見える (良く手が読める)という 意味合いの言葉ですが、
転じて 第三者には 物事の利害損失が 当事者以上に分るという場合に 使われます。

「定石(じょうせき)」
囲碁で 長年の研究経験から 部分的に 双方共 最善とされる決まった形の打ち方が有り 定石と呼ばれていますが、
転じて 物事を処理するような場合 これしかないというような 決まった仕方のことを を言い、
例えば 「今回の問題は 定石通りに処理して 解決しました」

「白黒つける」
囲碁の碁石が 白と黒であることから 勝負をつけるという 意味合いですが、
転じて 物事や是非をはっきりさせる場合に 「白黒つける」が 使われます。
例えば 「今度の選挙で 白黒つけ無ければならない」

「捨て石(すていし)」
囲碁で より多くの地(じ)を得るために 作戦として わざと相手に取らせる石のこと。
転じて 将来の利益を見込んで 一見無駄に見える投資や行為をすること、する人を 「捨て石」と言います。
例えば 「民族独立のために 捨て石になる覚悟です」

「目算(もくさん)」
対局中に 相手と自分の地(じ)の数を見積もること。
例えば 「目算が 狂った」等と 使われています。

「先手を打つ」
囲碁や将棋では 先に打つことを 「先手」と 言いますが 先手の方が有利であることから、
転じて 優位に立つ目的で 機先を制して仕掛けるような場合に 使われます。

「後手に回る」
囲碁や将棋では 後に打つことを 「後手」と 言いますが 後手の方が不利であることから、
転じて 受身の立場に立たされてから 対処しようとするような場合に 使われます。

「布石(ふせき)」
対局を開始後 出来るだけ 広い領域を占めるように 石を並べること。
転じて 将来のために いろいろ用意したり 手はずをする場合等に 使われます。
例えば 「今回の人事は 磐石の体制にするための 布石である」

「手を抜く」
囲碁や将棋で 普通は 応手するべきところを省き 他の好所に 着手することを 言いますが、
転じて しなければならない手続きや手間を故意に省略する等 よろしく無い意味で 使われています。
例えば 「あの事故は 業者の手抜き工事が原因で起きたに違いない」

「結局」
囲碁で 1局が 打ち終わることを言いますが、
転じて その結果とか、とどのつまりは とか 最終的には 等の場合に 使われます。
現在は 「終局」とされているようですが。

「八百長」
明治時代、八百屋の長兵衛(通称八百長)という人がいて 囲碁に弱い伊勢海太夫という相撲の年寄りと囲碁の手合わせをしたが 常に勝ったり負けたり 勝敗が5分5分に成るように手掛けたことから 馴れ合いで勝負することを「八百長」と呼ばれるようになったと ものの本に書かれています。

「活路」
囲碁では 石が活きているか 死んでいるか 見極めることが大事ですが 石が活きる方法のこと。
転じて 命が助かる道、窮地から逃れる方法を言う場合に 「活路」が 使われます。
例えば 「活路を見出す」「死活問題」

「序盤」、「中盤」、「終盤」、「局面」等も 囲碁や将棋から生まれ言葉、
まだまだ 沢山有りそうですが。

 


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6 コメント

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「定石(じょうせき)」 (tango)
2018-02-21 17:24:51
子供の頃、父が一人で本片手にあるいは新聞を切り抜いて勉強していたように思います
そのとき<「定石(じょうせき)」>・・この
言葉を使っていたのを覚えています
今日の記事はとっても役に立ちました
なるほどと‥思いました
私も歳を重ねて行く割にはこぼれて落ちていく
記憶に<???>とと思います
ぼけないように毎日ブログを更新して踊っています
でも、何か忘れている自分に情けないですね~~
その日を悔いなく楽しみます
宜しくお願いいたします!(^_-)-☆
本日もエクセルの勉強に悩みましたよ♪
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tango様、こんばんは、 (takezii)
2018-02-21 17:48:06
囲碁を熱心に勉強する人は お父さんのように されていますね。
最近の少年少女は PCで勉強しているんでしょうか。
囲碁や将棋も 脳の活性化にはよろしいようです。
エクセルの勉強・・、知らないことを学ぶこと 大変ですが チャレンジ精神が 凄いと思います。
覚えられない、忘れる・・は、仕方無いと 居直っている 後期高齢者です。
頑張って下さい。
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こんばんわ takeさん (たか)
2018-02-21 20:42:42
「そんな事しては駄目でしょ!」と子供が小さかったころ良く口にした覚えが有りますが
その「駄目」が囲碁から来ていたとは目からウロコでした。
もう人生も後半になって良い拾い物が出来ました。

私の孫は今、将棋に嵌まっております。
全員が40歳以上の中で一ヶ月前から弟子入りしコツコツとやっている様ですが未だ一度も勝った事が無いようです。
入試の前日もノコノコと行ったところ「馬鹿者」と言われたと言っておりました。でも「受かったら電話しろ」と電話番号を書いた紙を渡されたと言っておりましたから可愛がって貰ってはいるのでしょう。
因みに本日、発表が有りまして・・・・・・・・・・・肩の荷がおりました。
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たか様、こんばんは、 (takezii)
2018-02-21 22:49:15
昔は 将棋、囲碁といったら 大人の男性の世界のようなイメージ有ったものですが 最近は 少年少女達が 非常に多くなっているようですね、
頭角を現すのは ほんの一部なんでしょうけど 一生懸命になることは 悪いことは無し、親御さん達は考えこむところですね。
合格!の朗報、緊張がほぐれて 今日は 皆さん 満面の笑顔でしょう。
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囲碁は面白いですよね (ゆり)
2021-03-17 17:33:34
こんばんは。

囲碁の記事削除してしまいましたが(;^_^A
私も囲碁をやってます(;^_^A
60の手習いの初心者なので定石なんて覚えられません。

でも、なんだか楽しいのです。
菫ちゃんが2段・・・凄いですね。
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ゆりさん、こんばんは、 (takezii)
2021-03-17 18:12:41
古い記事にコメントいただき 驚いています。
60の手習いで囲碁・・・、
何事にも前向きに挑戦されるゆりさんに 敬服してしまいます。
私の場合は 若い時ちょこっと遊んだだけで めちゃくちゃ、ザル碁で 今では 時々 ダウンロードしてあるパソコン無料ゲームで一人遊びする程度なんです。
川柳でも ぐんぐん頭角を現されるゆりさん、お互いに 脳トレのつもりで頑張りましょう。
コメントいただき有難うございます。
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