goo blog サービス終了のお知らせ 

たけじいの気まぐれブログ

記憶力減退爺さんの日記風備忘雑記録&フォト

天の原 ふりさけ見れば 春日なる 三笠の山に 出でし月かも

2024年10月20日 20時55分07秒 | 懐かしい小倉百人一首

足腰大丈夫な内に、出来る限り不要雑物整理をしようと決心してから久しいが、正直あまり捗っていない。書棚や天袋、押入れ等に詰め込まれていた古い書籍や辞書、百科事典等の類も、ここ数年間で大胆に整理処分してきたつもりだが、中には、「これ、面白そう?」等と目に止まり、残してしまったものも結構有る。その中のひとつに、多分、長男か次男かが、学生時代に使っていたものに違いない、小町谷照彦著 文英堂の「小倉百人一首」(解説本・参考書)が有る。パラパラとページを捲ってみたところ、なかなか詳しく、分かりやすく、決して、「今更 向学心?」なーんてものではなく、子供の頃、作者や歌意も分からないまま、「けふ、けふ、けふ・・」「なほ、なほ、なほ・・・」等と、正月になると必ず家族でやっていた「百人一首かるた取り」を思い出して懐かしくなってしまったからで、今更になって、「へー!、そういう歌だったのか・・」、目から鱗・・、になっているところだ。
「小倉百人一首」は、奈良時代から鎌倉時代初期までの百人の歌人の歌を、藤原定家の美意識により選び抜かれた秀歌であるが、時代が変わっても、日本人の心情が呼び起こされるような気がしてくる。
ブログネタに?、頭の体操に?、いいかも知れない等と思い込んでしまい、数年年前から、「春」「夏」「秋」「冬」「恋」を詠んだ歌を取り上げて、ブログ・カテゴリー「懐かしい小倉百人一首」に書き留めてきたが、そのいずれの区分にも属さないとされる歌も沢山有り、引き続き、順不同、ボツボツ、書き留めてみることにした。


百人一首で「春」「夏」「秋」「冬」「恋」を詠んだ歌以外の歌
 ながらく中断していたが、
 今年もようやく秋深まりて、
 ブログ・カテゴリー「懐かしい小倉百人一首」、再開したい気分になり・・・、


百人一首で「春」を詠んだ歌(まとめ) ⇨ 2023.02.08
百人一首で「夏」を詠んだ歌(まとめ) ⇨ 2023.05.10
百人一首で「秋」を詠んだ歌(まとめ) ⇨ 2023.07.15
百人一首で「冬」を詠んだ歌(まとめ) ⇨ 2023.01.24
百人一首で「恋」を詠んだ歌(まとめ) ⇨ 2023.12.21


百人一首で、
「春」「夏」「秋」「冬」「恋」を詠んだ歌以外の歌
その6

天の原 ふりさけ見れば 春日なる
三笠の山に 出でし月かも



出典
古今集(巻九)

歌番号

作者
安倍仲麿

歌意
大空を仰ぎ見ると、この異国の空に、
月が美しく照り輝いている。
あの月は、故国の春日にある三笠山に出ている
月なのだなあー(かなあー)。

注釈
「天の原」=広々とした空のこと。「原」は、広い場所の意。
「ふりさけ見れば」=「はるか遠くを望む」の意
「春日なる」=「春日」は、奈良県にある地名。
         「なる」は、「・・・に有る」の意。
「三笠の山」=春日神社の東方、若草山と高円山の間に有り、
形が笠に似ている山(標高283m)。
「かも」=詠嘆の助詞。「だなあー」「かなあー」と訳す。


安倍仲麿(あべのなかまろ)
奈良時代中期の官吏。
玄宗皇帝の唐の時代、元正天皇の霊亀2年、
安倍仲麿は、16歳で、遣唐使の一行に混じり、
留学生として、唐に渡った。
唐で約30年間過ごし、
いよいよ帰国することになり、
唐の知人友人が送別の宴を催してくれたが、
その時に
故国を懐かしむ心情を詠んだ歌とされている。
安倍仲麿は、帰航の途中、嵐に遭い、安南に漂着、
再び、長安に戻り、結局、帰国すること叶わずに、
唐で没している。


参照・引用
小町谷照彦著「小倉百人一首」(文英堂)


(つづく)



コメント (1)

ローゼル

2024年10月20日 15時53分53秒 | 爺さんの備忘録的花図鑑

今朝の散歩・ウオーキングの途中で見掛けて撮ってきた花の写真の中に、
やはり、花名知らず分からず、「君の名は?」だった花が有ったが、
ネットや図鑑で調べてみると、
どうやら、「ローゼル」という植物であることが分かった。
もちろん、初めて知る花名。
教えていただいても、自分で調べても、そのそばから忘れてしまう老脳、
また、すっかり思い出せなくなる前に、
ブログ・カテゴリー「爺さんの備忘録的花図鑑」に、書き留め置くことにする。
草花に詳しい人からは、「なーんだ、そんな花も知らなかったの?」等と笑われそうだが、
爺さんにとっては、新情報、新知識。
今度見掛けた時等に、確認したりするのに役に立つ存在になる。
花名を調べて知ったところで、ナンボになる分けでも無しだが、
脳トレ、ボケ防止の一助になるかも知れない等と、勝手に思い込みながら・・・

ローゼルの花

ローゼルの果実

 


ローゼル

アオイ科、フヨウ属、多年草(または、1年草、2年草)
原産地 西アフリカ、インド、マレーシア、
草丈 1m~2m、
花色 中心に赤身が入る淡黄色(白色)、ピンク色、
   「オクラ」の花に似ている。
   花は、咲いた日に枯れてしまうが、
   花後に、真紅で光沢の有る果実が出来る。
開花時期 9月頃~11月頃、
花言葉 「常に新しい美」「新しい恋」「華やか」
果実言葉 「乙女の真心」


(蛇足)
「ローゼル」のガクと苞は、乾燥させると、
ビタミンC、クエン酸等を多く含み、
ハーブティーやジャム、果実酒等に利用される。


 

コメント (2)

夏日、真夏日、晩秋、初冬、混ぜこぜ?

2024年10月20日 11時07分59秒 | 散歩・ウオーキング

当地、今日の天気予報は、「曇のち晴」
予想最高気温は、20℃、昨日より、10℃も低くなるようだ。
早朝の気温は、10℃前後、
冷たい風が吹き荒び、枯葉が舞い、寒い朝、
体感的には、晩秋、初冬の様相。
なんやかんやで、またまた、1週間以上休んでしまった(サボってしまった)散歩・ウオーキング、
体調イマイチ、身体、重ーい、怠ーい・・・・、だったが、
いかん、いかん、
歩け!、歩け!、
やおら重い腰を上げ、ちょこっと近くを歩いてきた。
足、腰の痛みを庇ってしまい、
どうしても、腰が曲がり、前屈みになってしまう爺さん、
  胸を張れ腹へっこめろ腰伸ばせ、
途中、何度となく立ち止まり、
伸脚、屈伸、アキレス腱伸ばし、腰伸ばし、しながら・・・・、
  君の名は?花に訊ねつ爺散歩
スマホの歩数計で、約5,600歩。 
早朝、散歩・ウオーキングする老若男女も、
つい先日までは、半袖姿も多かったが、
ジャンパーやウインドブレーカーを羽織る姿が目立つようになってきた。
北海道からは、初雪の便りも、ポツポツ・・・。

コムラサキ(小紫)

 

君の名は?

スイフヨウ(酔芙蓉)?・・・かな?

君の名は?

記録的猛暑が続いたせいで、例年よりかなり遅く、
ついこの前、咲き始めた気がする、キンモクセイ(金木犀)も、
あっという間に散り始め・・・。