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スーパーTWの話(その4)

2005年04月26日 20時53分56秒 | オーディオ

TW26K2Fはコーン型フェイズプラグ付きトゥイーターという、他に例のない構造です。振動板はケブラーです。ケブラーと言えばB&Wの製品群を思い出しますが、過去にFocalがTW用のダイアフラムとして採用した例がありWilson Audioやアコースティックラボ、当然JMLabなどのスピーカーシステムに搭載されました。なかなか切れの良い音がします。
カタログ上では能率94dBとありますが、f特を見ればわかるように平均して97dB程度あります。コーン・ドーム系では異例の高能率であり、強力な磁気回路の証明です。重量は3.4kgあり、これもかなり重い方でしょう。これも1本3,4万円で入手できます。

特性そのものは乱れていて、しかも10kHz以上の超高域はレベルが低下しています。20kHz前後の乱れは恐らく分割振動と思われます。インピーダンスもうねりが多く、ネットワークは工夫が必要かもしれません。